ALICE I

アリスが1972年9月5日にリリースしたファーストアルバム『ALICE I』は、彼らの音楽性の原点を示す重要な作品です。

メジャーデビューシングル「走っておいで恋人よ」は、このアルバムには収録されていません。しかし、同年7月にリリースされたシングル『明日への讃歌』は、アルバムバージョンとして収録されており、シングル盤とは大きく異なる伴奏が楽しめます。

このアルバムは、1992年に初めてCD化され、その後も1998年、2001年、2006年（紙ジャケット仕様）、2011年と再リリースを重ねています。

収録曲は以下の通りです。

LP盤 / CT盤

SIDE 1
1. アリスの飛行船
2. 冬が終って
3. ティンカベル
4. 羊飼いの詩
5. 何も言わずに

SIDE 2
1. 木枯らしの街
2. ブラウンおじさん
3. ティー・タイム－ナレーション－
4. 好きじゃないってさ
5. 移り行く時の流れに
6. 明日への讃歌

楽曲解説

アリスの飛行船

冬が終って
1998年には、堀内孝雄がシングル「カラスの女房」のカップリング曲としてリメイクしています。

ティンカベル

羊飼いの詩

何も言わずに

木枯らしの街

ブラウンおじさん

ティー・タイム－ナレーション－
メンバーのトークが収録されており、彼らがコーヒーを飲みながら語り合う様子が楽しめます。

好きじゃないってさ

移り行く時の流れに

明日への讃歌
同年発売のシングル盤とはアレンジが異なり、1975年のシングル『今はもうだれも』のB面に収録されたバージョンに近いですが、演奏の速さはシングル盤とほぼ同じです。

『ALICE I』は、アリスの初期の音楽性を色濃く反映した作品であり、彼らのファンにとっては必聴のアルバムと言えるでしょう。また、1972年という時代を象徴する音楽としても、価値のある一枚です。

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