ALL OVER NOW EP

『ALL OVER NOW EP』は、日本のロックバンドNaifuがリリースした初のミニアルバムです。タイトルに「EP」とありますが、これはレコードを意味するものではなく、「インディーズ」活動の集大成として制作されたことを示しています。本作は、Naifuにとって唯一のインディーズ作品であり、彼らの原点とも言える一枚です。

本作の特徴は、メンバーそれぞれが作詞とボーカルを担当している点です。1曲目の「広がる青に飛び出せ」は荒神直規がリードボーカルを務め、その他の楽曲は作詞者がボーカルを担当しています。各メンバーの個性が光る楽曲群は、バラエティ豊かな音楽性を感じさせます。

収録曲は以下の通りです。

1. 広がる青に飛び出せ
2. 素顔
3. 芦屋マゾスティック
4. It's over

全曲の作曲・編曲は森下志音が担当しており、Naifuの音楽性を支える重要な役割を担っています。特に「広がる青に飛び出せ」は、テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』及び『PVTV』3月度エンディングテーマに起用され、Naifuの知名度向上に大きく貢献しました。初回盤には、同曲のプロモーションビデオが収録されています。

参加ミュージシャンは、Naifuのメンバーである荒神直規（Vocal、Guitar）、山口篤（Drums、Vocal）、村上風麻（Bass、Vocal）、森下志音（Guitar、Vocal）、松尾拓実（Keyboard、Vocal）です。各メンバーがそれぞれの楽器とボーカルを担当し、一体感のあるサウンドを生み出しています。

Naifuは、GIZA studioおよびビーイングに所属していたロックバンドです。本作を機にメジャーデビューを果たし、その後も精力的に活動を展開しました。

『ALL OVER NOW EP』は、Naifuのインディーズ時代の集大成であり、彼らの音楽性の原点が詰まった貴重な作品です。インディーズならではの自由な発想と、メンバーそれぞれの個性が融合した本作は、Naifuのファンだけでなく、日本のロック音楽ファンにとっても必聴の一枚と言えるでしょう。

この作品を通して、彼らの初期の音楽への情熱と、未来への可能性を感じ取ることができます。Naifuの音楽のルーツを探る上で、欠かせない作品です。

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