ALMIGHTY ALFEE

アルバム『ALMIGHTY』の詳細

「ALMIGHTY」は、アルフィーの4枚目のスタジオアルバムで、1981年10月21日にリリースされました。本作は、アルフィー名義での3枚目のスタジオアルバムであり、全11曲が収められています。また、シングル曲が2曲収録されている点も特徴的です。特に、アルフィー名義のアルバムとして、初めてオリコンチャートにランクインした作品として記録されています。別名義を含むと「スターズ☆オン 23」に次ぐ、彼らにとって2作目のチャート入りとなります。

このアルバムは、すべて高見沢が作詞・作曲を手掛けた作品であり、彼の表現力が光る内容になっています。収録曲は、A面を「SPADE SIDE」、B面を「HEART SIDE」と称されており、特にHEART SIDEでは、当時のスタジオライヴ音源を基にした楽曲が収録されています。これにより、歌手と観客との一体感を感じることができる内容となっています。

シングル「通り雨」と同時に発売された本作ですが、「通り雨」は収録されていないことが特徴的です。その後、再デビューから2年半経って発売された「踊り子のように」が、本作には初めて収録され、ファンを喜ばせました。また、「美しいシーズン」のカップリング曲も収録されており、アルバムの多様性を高めています。

さらに、HEART SIDEの6曲目には「挽歌」が収録されており、本楽曲はライヴハウス時代から演奏されていたもので、発売から1年後には再録されてリカットされました。「挽歌」は、多くのファンに愛される名曲であり、その深い歌詞とメロディは、聴く者を惹きつけます。

SPADE SIDEの5曲目である「Saved By The Love Song」は、ライヴハウス時代から演奏されていたフォーク組曲で、当時のタイトルは「大地」として知られていました。この楽曲は、漫画「ドリームジェネレーション」によると、高見沢自身が所有しているミニスター製のフルアコースティックギターに関連する歌詞が印象的です。ライブではプログレッシブ・ロック調のアレンジが施され、多くのファンに記憶されています。

本作に収録されている「メモアール」は、特に演奏時間が長く、当時の最長記録を更新したことでも話題となりました。アルバムには、さまざまな音楽スタイルが融合しており、アルフィーの音楽的な幅広さを感じることができます。

本アルバム『ALMIGHTY』は、LP、カセットテープ（CT）、CDの複数の形態で発売され、アルバムの品番も多岐にわたります。これにより、リスナーは自分の好みに合わせた形で楽しむことができるのも魅力の一つです。アルフィーの音楽の歴史になくてはならない作品として、長い間愛され続けているアルバムです。

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