ALWAYS 続・三丁目の夕日

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

2007年に公開された『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は、西岸良平の漫画『三丁目の夕日』を原作とした映画の続編です。前作『ALWAYS [[三丁目の夕日]]』から4ヶ月後の昭和34年（1959年）春を舞台に、夕日町三丁目に住む人々の生活を描いています。

概要

本作は、前作で好評を博した昭和の街並みの再現をさらに進化させ、完成後の東京タワー、東京駅、羽田空港、日本橋などを精巧なミニチュアとVFXで蘇らせています。また、当時の最新鋭車両であった国鉄151系特急電車「こだま」や、1954年公開の『ゴジラ』をフルCGで再現し、昭和の雰囲気をより一層リアルに表現しています。

物語は、鈴木オートに親戚の娘・美加が預けられることから始まります。また、前作から引き続き登場する茶川竜之介は、ヒロミが去った後も淳之介と暮らしており、淳之介の実父が現れて再び引き取ろうとする展開になります。そこで茶川は、淳之介を養えるだけの生活基盤を築くために、一度は諦めた芥川賞受賞を目指し執筆活動を再開します。本作では、竜之介、ヒロミ、淳之介に加え、鈴木家の親戚の美加や、六子の幼馴染である中山武雄といった新キャラクターも登場し、物語に新たな展開をもたらします。

ストーリー

昭和34年の東京。完成した東京タワーの麓にある夕日町三丁目では、自動車修理工場を営む鈴木家に、親戚の娘・美加が預けられます。都会育ちのお嬢様である美加は、なかなか夕日町の人々に馴染めずにいました。一方、駄菓子屋を営む茶川は、ヒロミへの想いを胸に、淳之介と二人で暮らしていました。そんな中、淳之介の実父が現れ、息子を連れ戻そうとします。茶川は、淳之介を養えるだけの生活をすると誓い、芥川賞受賞を目指して執筆活動を始めます。鈴木オートの面々や街の人々は、そんな茶川を心から応援します。

茶川が書き上げた小説は、川のせせらぎのように純粋な物語であり、その内容に触れた人々は、感動したり、涙を流したり、自分の過去を思い出したりと、それぞれの観点から茶川を支えていきます。

キャスト

茶川竜之介：吉岡秀隆
石崎ヒロミ：小雪
古行淳之介：須賀健太
鈴木則文：堤真一
鈴木トモエ：薬師丸ひろ子
鈴木一平：小清水一揮
星野六子：堀北真希
大田キン：もたいまさこ
鈴木大作：平田満
鈴木美加：小池彩夢
中山武雄：浅利陽介

その他、三浦友和、温水洋一、小日向文世など豪華俳優陣が出演しています。

スタッフ

監督・脚本・VFX：山崎貴
原作：西岸良平
脚本：古沢良太
音楽：佐藤直紀
エグゼクティブプロデューサー：阿部秀司、奥田誠治

受賞

第31回日本アカデミー賞では、最優秀主演男優賞（吉岡秀隆）を含む、多数の賞を受賞しました。

テレビ放送

2008年11月には日本テレビの『金曜ロードショー』でテレビ初放送され、高視聴率を記録しました。その後も複数回にわたり放送されています。

ソフト化

DVDやブルーレイが発売されており、特典映像としてメイキングや未公開シーンなどが収録されています。

主題歌

BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENの「花の名」が主題歌として使用されています。

関連作品

ALWAYS [[三丁目の夕日]]
ALWAYS [[三丁目の夕日]]'64

本作は、昭和の風景を舞台に、人々の温かい繋がりを描いた感動作として、多くの人に愛されています。

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