ANTI-HERO

シングル「ANTI-HERO」の概要

「ANTI-HERO」（アンタイ・ヒーロー）は、日本の人気バンドSEKAI NO OWARIによるメジャー第8作目、通算第10作目のシングルです。この曲は、映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の主題歌として使用されています。前作「Dragon Night」から約9ヶ月ぶりのリリースとなり、バンドにとっては映画の主題歌を手掛けるのが4回目となる作品です。

発売形態

シングルは、ジャケットデザインが異なる初回限定盤A、初回限定盤B、そして通常盤の3形態で発売されました。初回限定盤Aには、表題曲のミュージック・ビデオやメイキング映像が収録されています。一方で、初回限定盤Bには、2014年10月4日に富士急ハイランドで開催された『TOKYO FANTASY』から、代表的な曲のライブ映像が収められています。

収録内容

シングルには以下の曲が収められています：
1. ANTI-HERO [3:35]
- 作詞：Fukase
- 英補作詞：Nelson Babin-coy
- 作曲：Nakajin
- 編曲：SEKAI NO OWARI、Dan the Automator
- 当曲は米国でレコーディングされ、全編が英語詞で構成されています。Fukase曰く、この曲は「世間を気にせず大切な人を守りたい」という気持ちから作られたとのことです。

2. Home [3:54]
- 作詞：Fukase
- 作曲：Nakajin
- この楽曲は、デザイナーの結婚式のために書き下ろされたものです。

3. ムーンライトステーション -REMIXED BY DUX CONTENT FROM LONDON- [3:48]
- 作詞・作曲：Fukase
- リミックス：Dux Content

音楽制作について

「ANTI-HERO」は、共同サウンドプロデューサーにダン・ジ・オートメイター、ボーカルプロデューサーにエミリー・ライトを迎えて制作されました。Fukaseは過去に日本語の歌詞が曲のイメージに合わない場合は使わない方針でしたが、タイアップ作品が世界規模で公開されることを考え、英語詞を採用することになったと言います。さらに、Nakajinは「音数を減らし、音楽の重厚感を増すことを意図した」と述べています。

ミュージックビデオの制作

ミュージック・ビデオは、「RPG」や「スノーマジックファンタジー」、「炎と森のカーニバル」などの監督を務めた田向潤が担当しています。ビデオのテーマは料理で、幽霊屋敷のような洋館を舞台にメンバーが飲食したり演奏したりするシーンが大胆に展開されます。寿司職人やシェフがダンサーとして登場するなど、視覚的に魅力的な内容となっています。

音楽ゲームへの収録

「ANTI-HERO」は、音楽ゲーム『jubeat』や『太鼓の達人』シリーズにも収録されていますが、いくつかのバージョンではプレイできなくなっていることもあります。このように、楽曲は多くのプラットフォームで楽しむことが可能です。

まとめ

SEKAI NO OWARIの「ANTI-HERO」は、映画とのタイアップを経た感情豊かな作品です。多岐にわたる音楽制作のこだわりと、リリース形式によって、多くのファンに愛され続ける一枚です。

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