ASジャミネイロ

ASジャミネイロの紹介

ASジャミネイロ（エイエス・ジャミネイロ）は、新潟県新潟市を拠点とした社会人サッカークラブです。2003年の秋に結成され、団体としてのスタートを切ったのは、アルビレックス新潟のサポーターたちを中心とした草サッカー好きの人々によるものでした。チーム名の「ジャミネイロ」は、チームに関わる若者が試合で繰り返ししてしまったミスから由来しています。彼の涙と仲間たちの感化を受けて、チームは本格的なサッカー活動を始める決意を固めました。さらに、南米のスタイルを取り入れようという思いから、ブラジルのサッカーチームの名前と組み合わせて名づけられたのです。

歴史と成績

クラブの歩みは決して平坦ではありませんでした。初年度は新潟県リーグ4部に登録し、成績は芳しくなく、わずか1勝のみで最下位を記録しました。これにより初代監督はシーズンを持たず解任され、次に就任した小野直樹もなかなか結果が出ず、わずか2勝で辞任しました。

しかし、2006年には浅妻信が監督に就任し、トレーニング方法の改善や選手の補強を行った結果、チームは急激に成績を向上させます。2007年には4部Aリーグで2位となり、3部Aに昇格。2008年にはついに2部昇格、2009年には1部昇格と、連続して昇格を果たしました。2010年は新潟県リーグ1部で優勝し、北信越フットボールリーグへの昇格も果たしましたが、翌年には2勝に終わり、再び降格を経験します。

2012年には一時的な失速を経験しつつも、最終的には得失点差によって優勝を勝ち取るなど、歴史に残るシーズンを迎えました。以降のシーズンも課題を克服しつつ、成績を向上させていきます。そして、2013年には堅実な守備を強化することで過去最高成績を収めるに至ります。

多様な選手層

ASジャミネイロは、その成り立ちから様々なバックグラウンドを持つ選手が揃っており、多彩な選手構成が魅力的です。元Jリーガーの他にも、引退後に新潟に戻った選手や市議会議員、芸人など、さまざまな職業背景を持ったメンバーが在籍しています。また、地元カルチャーとサッカーの結びつきを大事にしながら活動を続けています。

チームのシンボルとサポーター

クラブの色は「ジャミネイログリーン」と定められ、サポーターグループ「ウルトラJB」が設立され、試合を通じて熱心な応援が送られています。彼らはジャミネイロ・ボーイの略称であり、サポーターが一丸となってチームを盛り上げる姿勢が特徴的です。

エピソードとユニフォーム

チーム名の前に「AS」を付けたのは、元々は単なる洒落から始まりました。また、2004年と2005年には大会での結果によって奇妙な宿泊先や合宿に臨むなど、ユニークなエピソードも多いです。ユニフォームに関する歴史も特筆すべきもので、オリジナルのTシャツから始まり、現在では流行のデザインやスポンサーがつくなど、時代と共に変遷しています。

ASジャミネイロは、地域に根ざしたサッカーチームであり、情熱と歴史が深く刻まれたクラブです。彼らの未来に向けた成長と挑戦が、より一層楽しみなものとなるでしょう。

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