Acid Black Cherry

Acid Black Cherry (アシッド・ブラック・チェリー)について

Acid Black Cherryは、日本の音楽シーンで特異な存在感を放つソロプロジェクトで、ヴォーカリストのyasu（ex:Janne Da Arc）によって2007年に始動しました。このプロジェクトの魅力は、yasuの圧倒的な歌唱力と独自の音楽性にあります。彼は、幅広い音楽ジャンルを取り入れた作品を生み出し、ファンの心を掴んできました。

活動の始まり

Acid Black Cherryは、まず全国15ヵ所で行われたシークレットライブからスタートしました。このライブには多くの熱心なファンが集まり、プロジェクトの存在を強く印象付けました。その後、2007年7月18日にシングル『SPELL MAGIC』でメジャーデビューを果たし、以後は累計で19枚のシングルや4枚のオリジナルアルバム、4枚のカバーアルバムをリリースしています。特にオリジナル作品は全てオリコンTOP5に入るなど、商業的成功も収めてきました。

代表作と受賞歴

2012年に発売したアルバム『２０１２』は、自身初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得し、その後も20万枚以上の売上を上げるヒット作となりました。同年リリースのシングル『イエス』は、年間のUSEN J-POPリクエストランキングで1位を得るなど、ABCの名を広める契機となりました。

2013年には、Acid Black Cherry 5周年を記念して開催された大規模なライブツアーが注目されました。このツアーの映像作品はDVDチャートで初の1位を獲得し、音楽業界におけるyasuの地位をさらに確立しました。

プロジェクト「Shangri-la」を通じた活動

2013年には新しい音楽プロジェクト「Project ‘Shangri-la’」を開始し、全都道府県でのライブやファンとの触れ合いを行いました。この活動は、全61公演を行い、18万人以上を動員するという成功を収めました。

音楽スタイルとパフォーマンス

Acid Black Cherryの音楽スタイルは、ヴィジュアル系ロックの要素を強く持ちつつも、ポップスやバラードなど多様なジャンルが融合しています。yasuは大きなアイメイクと独特なファッションでも知られ、ステージパフォーマンスでもその存在感を発揮しています。

彼はライヴをバンド形式で行いつつも、あくまでソロプロジェクトであることを強調しています。サポートメンバーは流動的で、レコーディングやミュージックビデオ制作にも様々なミュージシャンが参加しています。

現在の状況

2017年より活動休止を発表し、ファンの間ではその再開が待望されています。また、2021年には公式Twitterが第三者に乗っ取られ、過去のツイートが削除されるなどの事態もありました。

Acid Black Cherryの音楽とパフォーマンスは、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。yasuの芸術家としての探求心は、これからも新たな作品を生み出す原動力となります。

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