Anoice

Anoice：音で描く物語

Anoiceは、木戸崇博、村田有希、藤原歌花、吉川忠志によって結成された日本のインストゥルメンタル・バンドです。彼らの音楽は、単なるBGMとは一線を画し、聴く者の心に深く響く物語を紡ぎ出します。クラシック、ロック、エレクトロニカなど、多様なジャンルを融合したサウンドは、国内外で高い評価を受けています。

多彩な才能が集結したメンバー

Takahiro Kido（木戸崇博）： ギター、ピアノ、オルガン、グロッケンシュピールなど、多彩な楽器を操り、作曲の中心を担います。ソロプロジェクトでも才能を発揮。
Yuki Murata（村田有希）： ピアノ、シンセサイザー、オルガン、グロッケンシュピールを担当。繊細かつ情感豊かな旋律は、聴く者の心を捉えます。ソロ活動も精力的に展開。
Utaka Fujiwara（藤原歌花）： ヴィオラ、ヴァイオリン、シンセサイザー、ウーリッツァーを担当。ストリングスアレンジで楽曲に深みを与えます。
Tadashi Yoshikawa（吉川忠志）： ドラム、パーカッション、テルミン、ターンテーブルなど、リズムセクションを支えるだけでなく、実験的なサウンドも追求します。

音楽性の特徴

Anoiceの音楽は、インストゥルメンタルでありながら、まるで映画を観ているかのような情景が浮かび上がります。それは、各メンバーの卓越した演奏技術と、緻密に構成された楽曲によるものです。ポストロックのダイナミズム、クラシックの優雅さ、エレクトロニカの実験性が見事に調和し、他に類を見ない独特な世界観を創り上げています。

多岐にわたる活動

Anoiceは、バンドとしての活動に加え、メンバーそれぞれのソロプロジェクトも活発に行っています。Takahiro Kido、Yuki Murataのソロ作品をはじめ、RiLF（AnoiceとMatryoshkaのヴォーカリストCaluによるオルタナティブロックバンド）、Films（Anoiceと独自の言語を使用する2人の女性ヴォーカリストFilmsによるエレクトロニカユニット）、Mizu Amane（Filmsによる日本語の古語に焦点を当てたサイドプロジェクト）、Mokyow（Anoiceの男性メンバーとキーボーディスト甲斐謙一による即興インストゥルメンタルバンド）、Cru（Anoiceの木戸崇博と村田有希によるネオクラシカルユニット）など、多彩なプロジェクトを展開。

また、国内外の企業のCM音楽制作や、映画、テレビ番組の音楽も手がけており、その活動は多岐にわたります。遠藤尚太郎監督「Tsukiji Wonderland」やCan Evgin監督「Olivier Zahm: Digital Provacateur」、Robin Bain監督の映画「Girl Lost: A Hollywood Story」、NHK「自閉症の君が教えてくれたこと」やWOWOW「ダブル・ファンタジー」「HOTEL -NEXT DOOR-」など、映像作品とのコラボレーションも多数。

近年の活動

2019年にはニューシングルを3週連続でリリースし、5thアルバム「Ghost in the Clocks」を発表。2021年には、画家、岡田尚子（MATSURICA）の描く森の絵からインスピレーションを得た6thアルバム「The Hidden Forest」をリリース。2024年には、人類の近代史を描いた3部作の最終章となる7thアルバム「Stories in White」をリリース。

Anoiceの音楽は、常に進化し続けています。彼らの今後の活動から目が離せません。

受賞歴

ヴェネチア国際映画祭短編映画
イタリア賞
文化庁芸術祭
クールジャパンマッチングフォーラム
日本映画批評家大賞
札幌国際映画祭最優秀作曲家賞（木戸崇博、村田有希）

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