ドラマ『Around40 〜注文の多いオンナたち〜』
『Around40 〜注文の多いオンナたち〜』は、
2008年4月11日から
6月20日まで、TBS系で毎週金曜の22時に放送された日本の
テレビドラマです。主演は
天海祐希が務め、39歳の独身
精神科医、緒方聡子を中心に、40歳前後の女性たちの苦悩や葛藤を描いています。
あらすじ
物語は、緒方聡子という39歳の
精神科医を中心に展開します。彼女は仕事に充実感を持ち、親友たちとも楽しい時間を過ごしていますが、結婚は一度も経験したことがありません。そんな彼女の人生に新たな出会いが訪れます。それは、病院に赴任してきた
臨床心理士、岡村恵太朗との邂逅です。エコに異常なほど執着する岡村との出会いをきっかけに、聡子の40歳前後の人生に複雑な影響をもたらしていきます。
主な登場人物
聡子は、愛斉会総合病院の
精神科医長として活躍する独身女性で、親友や部下から信頼をされる存在。他人に対して姐御気質を持ち、いつかは自身の子どもを持ちたいという願望を抱えています。趣味は高級温泉
旅館への一人宿泊とお笑いビデオ鑑賞です。
聡子の病院に
臨床心理士として着任した33歳の独身男性。
エコロジーに強い執着を持つ彼は、患者に対して非常に親身に接し、堅実な仕事ぶりを見せています。しかし、彼のこだわりが原因で、かつての恋人を失った過去を持ちます。
聡子の親友であり後輩である敏腕編集者。彼女には結婚願望があまりなく、サラリーマンの新庄高史と付き合っていますが、ある出来事をきっかけに結婚を考えるようになります。
聡子の親友であり、中高の同級生。家庭では夫と14歳の息子と共に暮らしており、社会復帰を焦る思いと主婦業の悩みを抱えています。
作品のテーマと背景
この作品は、「Around40」という言葉から、40歳前後の女性が抱える複雑な人生模様を探求するものであり、登場人物たちの悩みや生き方を通じて、様々な価値観やライフスタイルが描かれています。このドラマでは、現代における女性の生き方や結婚に対する考え方がテーマにされ、見る者に深い共感を呼ぶ要素があります。
放送時の反響
ドラマのタイトル「Around40」は、当時流行語にもなり、
2008年の流行語大賞に選ばれました。また、サブタイトルの「アラフォー」という言葉も広く知られるようになりました。この作品を通じて、視聴者は自らの人生や周囲の人々との関係について考えさせられる傾向にありました。最終回では主題歌も印象的で、
竹内まりやの「幸せのものさし」が使われ、より深い感動を与えました。
最後に
『Around40 〜注文の多いオンナたち〜』は、女性たちの人生における選択、出会い、別れを丁寧に描写し、視聴者に共感と感動をもたらした作品です。これは、40歳を迎えた女性たちにとっての生き方を再考させるきっかけを提供していると言えるでしょう。