Arrest of a stone Buddha

アレスト オブ ア ストーン ブッダ

『アレスト オブ ア ストーン ブッダ』は、ロシアのインディーゲームスタジオyeoが手掛けた横スクロールアクションゲームです。このゲームは1976年のフランスを舞台に、暗殺者の日常と任務を描いています。

ゲームの概要

物語は、暗殺者の日々の活動に焦点を当てています。プレイヤーは、特定の日付に印をつけたカレンダーが示される冒頭から物語を始め、印の日の25日前からの出来事が描かれます。印の日が物語の最終日となり、緊張感を持った展開が待っています。

アクションパートでは、プレイヤーは武器を使い敵を次々と倒しながら進んでいきます。拳銃を始めとした武器を駆使して、襲ってくる敵に立ち向かうことが求められる一方、弾薬には限りがあるため、戦略的に行動することが重要です。弾切れになると丸腰になってしまいますが、敵を攻撃することで武器を奪取することも可能です。また、両手に拳銃を持ち、二丁拳銃として戦うスタイルも楽しめます。時には、散弾銃を使用して多数の敵を一掃することもでき、安全にエリアの端にある乗り物に乗せばアクションパートはクリアとなります。

日常パートの楽しさ

反対に日常パートでは、特に目的が設けられておらず、プレイヤーの自由な判断が求められます。街中には映画館やカフェ、美術館など多彩な施設があり、プレイヤーは思いのままに行動することができます。ゲーム内では時間が流れ続け、午後6時以降に睡眠薬を摂取することで、1日を終えることができます。このように、アクションパートと日常パートが交互に展開されることで、独自のゲーム体験を提供しています。

開発背景

本作の開発を手がけたVadim Gilyazetdinovは、前作『The friends of Ringo Ishikawa』に続いて、キャラクターアニメーションは自身の父が担当し、背景グラフィックはドット絵イラストレーターのArtem Belovが担当しています。また、Gilyazetdinovは、ジョン・ウー監督の映画からアクションの要素を、ジャン＝ピエール・メルヴィルやルイ・マルの作品からビジュアル面での影響を受けたと語っています。エンドクレジットには、これらの監督たちへの特別なお礼が記されているのも興味深い点です。

2021年1月28日には、『ザ フレンズ オブ リンゴ イシカワ & アレスト オブ ア ストーン ブッダ』として、Nintendo Switch用のパッケージソフトも発売され、ファンに新たな楽しみを提供しています。

結論

『アレスト オブ ア ストーン ブッダ』は、アクションと日常生活を組み合わせたユニークなプレイスタイルを提供しており、プレイヤーに深い没入感を与える作品です。特に1976年のフランスという独自の時代背景が、ゲームの雰囲気を一層引き立てています。

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