Superfly、ドラマ主題歌「Ashes」に込めた情熱と再起
Superflyのデジタルシングル「Ashes」は、TBS系
日曜劇場『
下剋上球児』の主題歌として、2023年11月15日にリリースされました。「灰」を意味するタイトルのもと、困難を乗り越え、再起を誓う人々の心情を力強く表現した楽曲です。
制作背景
「Ashes」は、
Superflyが2022年12月発表の「Farewell」以来、約10ヶ月ぶりの新曲。越智志帆は、ドラマのテーマである「下剋上」に触発され、「ドキドキハラハラした気持ちを表現できるようなものを作れたら」という思いで制作に臨んだと語っています。制作期間中は「情熱ってなんなんだ?!」と自問自答する日々だったそうで、新たな価値観に気づき、自身も成長できたと振り返っています。
越智は、2023年6月から喉の不調により休養していましたが、「Ashes」の主題歌担当発表と同時に復帰を宣言。2024年2月からの全国アリーナツアー再開も発表し、ファンを歓喜させました。
ミュージックビデオ
楽曲リリースから約2週間後には、ミュージックビデオが公開されました。西洋風の屋敷を舞台に、ループする日々から抜け出そうともがく女性の姿が描かれています。越智自身も
ストーリーテラーとして出演し、楽曲の世界観をより深く表現しています。監督のYUKARIは、「挑戦し続ける姿と信念」をテーマに、挫けずに挑戦する姿と、その先にある景色をストレートに表現したと語っています。
楽曲の評価
音楽ライターの荻原梓は、「
リアルサウンド」に寄せたレビューで、「Aメロの迷走するようなギターのリフ、低い位置をうごめくベース、Bメロの地を這うようなドラムロール。そこからサビでストリングスが華麗に飛び跳ねる、まさに“下剋上”と言うべき展開」と、曲の構成を高く評価。歌詞についても、「泥臭い」と表現し、ネガティブな感情を包み隠さず表現している点を評価しました。その上で、「マイナスのパワーを最終的にはしっかりとプラスへと変える力をこの曲には感じる」と、肯定的に評しています。
チャート成績
「Ashes」は、オリコン週間デジタルシングルランキングで6位にランクイン。
Superflyがユニバーサルシグマに移籍して以降、最多の登場週数を記録し、累計ダウンロード数も過去4作を上回るヒットとなっています。
まとめ
Superflyの「Ashes」は、ドラマ『
下剋上球児』の世界観と見事に調和し、聴く人に勇気と希望を与える力強い楽曲です。越智志帆の復帰作として、そして
Superflyの新たな代表曲として、多くの人に愛されることでしょう。
テレビドラマ『
下剋上球児』公式サイト
UNIVERSAL MUSIC JAPAN - Superfly TBS系
日曜劇場『
下剋上球児』主題歌「Ashes」オフィシャルインタビュー
音楽ナタリー - Superfly 「Ashes」 インタビュー
歌ネット -
Superfly『Ashes』歌詞