Avino

Avino（アヴィーノ）の紹介

Avinoは、JVCケンウッド（旧ケンウッド）が販売しているミニコンポのブランドです。このブランドは、特にコンパクトなオーディオ製品に焦点を当てており、ALLORAシリーズよりも小型で使いやすいモデルを多く展開しています。特に、Avinoの7番シリーズは「高品質のマイクロコンポ」として注目されています。

ブランドの変遷

Avinoは、ケンウッドの主力ブランドとして数多くの優れた機種を送り出しましたが、現在ではKシリーズがその後継として発売されています。このブランドの歴史は、ALLORAシリーズの完結からKシリーズの誕生に至るまでの過程を物語っています。

代表的なモデル

Avinoブランドの中から幾つかの主要な機種について詳しく見ていきましょう。

7番シリーズ

• - SA-7（1996年発売）

初代Avino。レシーバーには「ピュアAモード」を搭載し、AMステレオに対応しています。チューナー部は高精度な部品が使用されており、音質にも定評があります。また、スピーカー部には「UDレイアウト」という音の到達時間を調整する技術が採用されています。

• - SE-7MD（1997年発売）

SA-7の後継機種として登場したSE-7MDでは、小音量時でも高音質を保つ「新ピュアAモード」を搭載。また、CD部には20ビット再量子化技術「D.R.I.V.E.」が導入されています。スピーカーにも高級部品が使用され、高い評価を得ました。

• - PRO-7（1997年発売）

上位版の「AvinoPRO」として設計され、銅メッキシャーシとウッド調サイドパネルを使っています。ファイナル素子には革新的な「TRAITR」を採用し、音質は格段に向上しています。

• - VH-7（1999年発売）

本体の縦置きと横置きの両方に対応した世界初のモデル。音量に応じて動作を変える「オートピュアAモード」や、HDCDデコーダーが搭載されています。特に、ソーテックとのコラボ商品「VH7PC」は話題を呼びました。

• - SG-7（1999年発売）

SE-7の後継機種で、天然木のフロントバッフルを使用したスピーカーが高評価を得ています。

5番シリーズ

こちらは7番シリーズの下位機種ですが、独自の魅力を持ちます。

• - SA-5MD（1996年発売）

SA-7に比べてコストパフォーマンスが高く、CDとMDが一体化したモデルです。

• - SG-5MD（1999年発売）

3枚CDチェンジャー搭載、CDからMDへの2倍速デジタルダビングに初めて対応。

3番シリーズ

• - SG-3MD（1999年発売）

シリーズ初の一体型でカラーバリエーションも豊富。多機能を備えた魅力的なモデルです。

これらのモデルからもわかるように、Avinoは音質とデザイン面で優れた製品を提供し続けてきました。最新のKシリーズにまで、その良い流れは引き継がれています。音響機器の中でも一際輝く存在として、今後も多くのオーディオファンを魅了していくでしょう。

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