Azul (米川英之のアルバム)

米川英之『azul』（アスル）

米川英之のソロキャリアにおいて、3作目のオリジナルアルバムとして発表されたのが『azul』（アスル）です。この作品は1995年6月1日に、彼が当時在籍していたレーベル、バップよりリリースされました。彼のバップにおける活動期間の締めくくりを飾るアルバムとして位置づけられています。

この『azul』は、リリースから時を経て、現在ではCD媒体での入手が困難な状況が続いています。新たなCDとしての生産は終了しており、市場で見つけるには中古市場などを探す必要があります。しかし、音楽ファンにとっては幸いなことに、この重要な作品はデジタル配信という形で生き続けています。iTunes Storeをはじめとする主要なデジタル音楽ストアにおいて、現在でも楽曲単位またはアルバム全体での購入が可能となっており、手軽に彼のこの時期の音楽に触れることができます。

アルバムには、米川英之ならではのメロディセンスとギタープレイが光る楽曲が多数収録されています。全10曲から構成されており、リスナーを彼の音楽世界へと引き込みます。

収録曲

以下に、アルバム『azul』に収録されている全楽曲のタイトルを記します。

• - La Siesta
• - Distance
• - いつまでも君の夢に
• - 雨の音が聞こえる
• - Ring A Bell
• - Dolphin Ocean Swim
• - 君を連れてゆく
• - 月に光る涙
• - Precious Moon
• - あの日の僕が見つめてる

特記事項

収録曲の中には、先行してシングルとして発表された楽曲のアルバムバージョンが含まれています。特に注目すべきは以下の2曲です。

• - Dolphin Ocean Swim: この楽曲は、本作に先駆けてリリースされた米川英之の3rdシングル「Dolphin Ocean Swim」の表題曲です。アルバムには、シングルとして発売されたバージョンとは異なるアレンジやミックスが施されたバージョンが収録されています。シングル版を聴いていたファンにとっては、その違いを比較して楽しむことができるポイントと言えるでしょう。

• - 月に光る涙: 同じく3rdシングル「Dolphin Ocean Swim」のカップリング曲として収録されていた楽曲です。こちらも「Dolphin Ocean Swim」と同様に、アルバムに収録されるにあたり新たなアレンジやミックスが加えられたアルバムバージョンとして収録されています。シングルのB面曲でありながら、アルバムにおいても重要な位置を占める楽曲です。

『azul』は、米川英之がバップでの活動を終える時点での音楽表現が集約されたアルバムであり、彼のキャリアにおける重要な一頁を飾る作品と言えるでしょう。CDの廃盤という状況ながら、デジタル配信を通じて現在も多くのリスナーに聴かれる機会が提供されていることは、その音楽が持つ価値を示しています。彼の音楽の変遷を辿る上で、欠かせない一枚です。

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