Azure (アルバム)

米倉千尋の8枚目のアルバム『azure』（アジュール）は、「紺碧の青空」を意味するタイトルが示す通り、爽やかで透明感のあるサウンドが特徴です。このアルバムは、米倉千尋自身が作詞作曲を手がけた楽曲と、他のアーティストから提供された楽曲がバランス良く収録されており、彼女の音楽性の幅広さを感じることができます。

アルバムには、全12曲が収録されており、バラエティ豊かな楽曲構成となっています。オープニングを飾る「Heaven's Door」は、米倉千尋自身が作詞作曲を手がけ、軽快なリズムと伸びやかな歌声が印象的な一曲です。続く「星になるまで」は、岡本真夜が作詞作曲を担当し、彼女のミニアルバム『Wonderful Colors』でセルフカバーもされています。この曲は、優しく包み込むようなメロディーが心に響きます。

「クローバー」は佐久間勉が作詞作曲、高山和芽とaqua.tが編曲を担当し、爽やかなポップサウンドが特徴です。アニメ「カレイドスター」後期オープニングテーマとして使用された「約束の場所へ」は、米倉千尋が作詞作曲し、彼女のベストアルバム『BEST OF CHIHIROX』にも収録されている人気曲です。力強い歌声とアップテンポなメロディーが、聴く人の心を奮い立たせます。

また、the pillowsの山中さわおが作詞作曲した「Beehive」は、彼らのシングル『その未来は今』でセルフカバーされており、ロックテイストのサウンドがアルバムに彩りを添えます。「夢の地図」は米倉千尋が作詞作曲し、夢に向かって進む勇気をくれるようなメッセージソングです。

若松健治が作詞、瀬川忍が作曲した「She」は、都会的な雰囲気を持つ楽曲で、脇丸諄一とaqua.tによる編曲が、その魅力を引き立てています。「プレゼント」は米倉千尋が作詞作曲した、心温まるバラードです。冬の切なさを歌い上げた「冬のひまわり」も米倉千尋の作詞作曲で、彼女の表現力の高さが伺えます。

大江千里が作詞作曲した「エミリー」は、高山和芽とaqua.tによる編曲が施され、どこか懐かしいメロディーが心に響く一曲です。アルバムのラストを飾る「飛べ！紙ヒコーキ」は、米倉千尋が作詞作曲し、未来への希望を感じさせる爽快な楽曲です。

初回盤には、「星になるまで」との連動特典専用応募ハガキが封入されており、ファンにとっては見逃せないアイテムとなっています。このアルバムは、米倉千尋の多彩な音楽性が詰まっており、彼女のファンだけでなく、多くの音楽ファンにとっても楽しめる一枚と言えるでしょう。

もう一度検索