B'z WAVE-GYM

B'z WAVE-GYM

『B'z WAVE-GYM』（ビーズ ウェイブジム）は、1990年から1994年にかけて東海ラジオで放送された、人気ロックバンドB'zの冠ラジオ番組です。番組は、B'zのメンバーである松本孝弘と稲葉浩志の2人によるパーソナリティでスタートしましたが、1991年10月以降は稲葉浩志が単独でパーソナリティを務めました。

番組の変遷

1990年1月4日に放送を開始した『B'z WAVE-GYM』は、1991年3月に一旦終了しました。その後、1991年10月に番組名を『COME ON B'z WAVE-GYM』と改め、放送を再開。1994年3月まで、約2年半にわたって放送されました。トータルでの放送期間は、3年3ヶ月（39クール）に及びます。1991年10月以降は、毎週木曜日の深夜に30分番組として放送されました。番組名の『B'z WAVE-GYM』は、B'zのライブツアータイトル『LIVE-GYM』に由来しています。

B'zにとっての初の冠番組

この番組は、B'zにとって初めてパーソナリティを務めたラジオ番組であり、初の冠番組でもありました。また、稲葉浩志にとっても、初の単独パーソナリティ番組となりました。番組は一社提供で、当初はJTBがスポンサーでしたが、途中からサークルK（現サークルKサンクス）に変更されました。これに伴い、番組のタイトルコールも変化し、当初はJTBの社名を冠した『COME ON JTB B'z WAVE-GYM』でしたが、1993年以降は『サークルK PRESENTS B'z WAVE-GYM』となりました。

番組の特徴

番組では、ジングルやBGMとして、B'zの楽曲が毎回数曲使用されました。選曲は放送回ごとに異なり、時には数曲をメドレー形式で繋げて流すこともありました。

主なコーナー

番組内では、以下のような様々なコーナーが設けられていました。

フリートーク: 稲葉浩志が、自身の過去や身の回りの出来事、最近のニュースについて語るコーナー。
おハガキ・お手紙: リスナーから寄せられた感想やエピソードを紹介し、それらに対して稲葉浩志がコメントするコーナー。
テーマコーナー: 放送ごとにテーマを設定し、そのテーマに沿った稲葉浩志やリスナーのエピソードを紹介するコーナー。
稲葉くんのコーナー: 稲葉浩志が好きな洋楽を紹介するコーナーで、「稲葉くんのお気に入り」（1992年）、「稲葉くんのわがままセレクション」（1993年）と変遷しました。このコーナーでは、稲葉が好きな楽曲について熱く語る場面が多く見られました。
プレゼントのコーナー: リスナーへのプレゼント企画などが行われました。
今週の一言: 番組のエンディングで、ハガキや手紙の宛先を告げた後、稲葉浩志がリスナーに向けて一言メッセージを送るコーナー。
エピソード: 稲葉浩志が、楽曲制作中のエピソードや、相方の松本孝弘や関係スタッフに関するエピソードを語るコーナー。B'zの楽曲「ZERO」の曲名が「VOLUM ZERO」に由来することや、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」という長い曲名が、番組の宛先からヒントを得たというエピソードなどが語られました。

また、年末年始には、当時のサポートメンバーから新年に向けた挨拶やコメントが寄せられることもありました。

関連情報

この番組は、B'zの音楽活動だけでなく、メンバーの人となりや創作活動の裏側を知ることができる貴重な機会となりました。番組で語られたエピソードは、B'zのファンにとって、今もなお語り継がれるものとなっています。

関連項目

B'z
東海ラジオ放送
JTB
* サークルKサンクス

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