B(S)T

JUN SKY WALKER(S)が2012年1月18日にリリースした初のセルフカバー・アルバム『B(S)T』は、彼らのキャリアにおいて重要なターニングポイントとなる作品です。約15年ぶりのレコーディングアルバムとして、過去の楽曲に新たな息吹を吹き込みました。

アルバムには、レンタル限定シングルとして発表された「シンフォニー」や、2008年の再結成時にリリースされた12thシングル「青春」など、ファンにはお馴染みの曲が多数収録されています。これらの楽曲は全て再レコーディングされており、オリジナルバージョンとは異なる、より洗練されたサウンドで楽しむことができます。

初回限定盤には、東日本大震災のチャリティーツアー「Walk to TOHOKU」のドキュメンタリー映像が収録されています。彼らの音楽に対する真摯な姿勢と、被災地への熱い想いが伝わってくる貴重な映像です。

本作の発売後、彼らはフジテレビ系の音楽番組「ミュージックフェア」に出演し、大きな話題を呼びました。オリコンチャートでは初登場10位を記録し、シングル・アルバムを通じての総合TOP10入りは、アルバム『DAYS』以来、実に17年8ヶ月ぶりという快挙を達成しました。また、インディーズでの週間1位は、アルバム『J(S)W』以来22年3ヶ月ぶりとなり、その人気と実力を改めて証明しました。

アルバム収録曲は以下の通りです。

1. 歩いていこう
2. JACK&BETTY
3. すてきな夜空
4. 風見鶏
5. いつもここにいるよ
6. ひとつ抱きしめて
7. メロディー
8. 声がなくなるまで
9. 休みの日
10. 青春
11. START
12. 僕と勇気とありふれたLOVE SONG
13. PARADE
14. HEAVY DRINKER
15. 全部このままで
16. MY GENERATION
17. 白いクリスマス
18. シンフォニー

特に注目すべきは、「HEAVY DRINKER」が初のスタジオレコーディングで収録されたことです。ライブでの定番曲として長年親しまれてきたこの曲が、満を持してアルバムに収録されたことは、ファンにとって嬉しいサプライズとなりました。

『B(S)T』は、JUN SKY WALKER(S)の過去と現在、そして未来を繋ぐ、重要な作品と言えるでしょう。彼らの音楽に対する情熱と、常に進化し続ける姿勢が、このアルバムには凝縮されています。

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