BATTLLOON - バトルーンとは？意味をやさしく解説

『BATTLLOON - バトルーン』

『BATTLLOON - バトルーン』は、2019年2月28日にUNTIESからリリースされた、noname studioが開発した対戦型アクションゲームです。このゲームでは、プレイヤーが風船のように体を膨らませて対戦し、最大4人まで楽しむことができます。シンプルながら戦略的な要素が詰まったこのゲームの魅力を詳しく見ていきましょう。

ゲームの概要

プレイヤーは風船のように柔らかいキャラクターを操作し、壁に囲まれた空間で対戦を行います。基本ルールは非常に簡単で、周囲に配置されているトゲに触れると敗北となります。しかし、本作のユニークな点は、負けた後も「ゴースト」として他のプレイヤーを妨害することができるところです。これにより、対戦が一層エキサイティングになります。また、他のプレイヤーを倒した時にもコインを獲得できるため、総合的に勝つチャンスがあります。

操作とシステム

ゲーム開始時には、体の大きさやグリップ力が異なる6体のキャラクターから選ぶことができます。それぞれのキャラクターは、ボタンを押すことで膨らみ、離すと指定した方向に向かって加速します。膨らみ具合やボタンを押す時間によって、移動距離が変わるため、技術が試されます。

壁にはトゲのある部分、ない部分があり、トゲのある壁に触れると即敗北です。一方、トゲがない壁に触れると、トゲの位置が変わるため、立ち回りにも工夫が必要です。さらに、一部ステージには特定のギミックがあり、隕石にぶつかると操作が制限されたり、風に流されたりといった要素もあります。

ラウンドの進行

対戦は複数のラウンド形式で行われます。最後まで残ったプレイヤーがラウンドの勝者となり、獲得したコインが加算されます。例えば、4人対戦では、1位が3枚、2位が2枚、3位が1枚、4位は0枚といった具合です。また、他のプレイヤーへの体当たりや特定の条件を満たすことでコインが追加され、これにより戦況が変わっていくのです。

開発背景

非正規団体であるnoname studioは、日本工学院専門学校の学生たちによって構成されており、本作の開発は2017年9月から始まりました。授業の一環として進められ、最初は何も決まっていなかったプロジェクトが「風船」「タックル」「相撲」のキーワードからインスピレーションを得て、独自の対戦ルールが生まれました。これには多くのアイデアが詰まっており、12月には初期バージョンが完成し、いくつかのゲームコンテストで高評価を得ました。

当初は、急造の学生チームによる開発であり、完成の見込みが立たないというリスクがあったため、UNTIESがサポートを行うことになりました。すると、その後のアップデートや調整を経て、最終的にローカル対戦モードに絞った形でゲームは完成し、プロジェクトは無事に終了しました。

受賞歴

本作は、第6回全国専門学校ゲームコンペティションでグランプリを受賞するなど、業界内での評価も高い作品となりました。それにより、多くのプレイヤーに楽しんでもらえるゲームとして、リリースされていくこととなったのです。

外部リンク

『BATTLLOON - バトルーン』は、シンプルなルールの中に深い戦略性が息づく、楽しさ満載のゲームです。ぜひ、仲間たちとワイワイ楽しんでみてください。

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