BE SILENT FUCKIN' RIOT

ゼリ→の4thアルバム『BE SILENT FUCKIN' RIOT』は、2003年7月20日、彼らの自主レーベルVELVET SNOOZERからリリースされました。VELVET SNOOZERからの最初のアルバムリリースということもあり、バンドにとっても、そしてレーベルにとっても重要な作品となりました。

アルバムタイトルにもなっている『BE SILENT FUCKIN' RIOT』を筆頭に、全11曲が収録されています。楽曲の作詞は主にヤフミが担当し、作曲はヤフミ、カズキ、ユータローの3名によって分担されています。楽曲ごとに異なる雰囲気を持つ、バラエティ豊かな内容となっています。

例えば、「アロワナ」や「イノセント」のような、静かなメロディーと力強い演奏が融合した楽曲や、「SEXしてない」や「MALIBU ＆ COKE」といった、ゼリ→らしいパンクで攻撃的な楽曲が収録されています。「Freedom will be there」のような、聴く者の心を掴むようなメロディーの美しい楽曲も存在します。

特に注目すべきは、「I want someone everytime, want anyone everynight.」という楽曲です。この曲は、ライブ初演奏が2007年のROCKERS Tokyo 5days 3日目と、アルバムリリースから数年後であったという点で、興味深い存在となっています。アルバム収録後、ライブで演奏される機会を待っていたかのような、特別な一曲と言えるでしょう。

また、初回限定盤には、メンバーのヤフミの骨折レントゲン写真ステッカーが同梱されていました。このユニークな特典は、当時大きな話題を呼び、アルバムの印象をさらに強烈なものにしたと言えるでしょう。このステッカーは、バンドの型破りな姿勢や、音楽に対する真剣さを象徴するアイテムと言えるかもしれません。

『BE SILENT FUCKIN' RIOT』は、ゼリ→の音楽性を多角的に示した作品であり、彼らの初期の代表作として高く評価されています。パンクのエネルギーと、繊細なメロディー、そして独特の感性が融合した、唯一無二の作品と言えるでしょう。このアルバムは、日本のロックシーンにおいて、重要な位置を占める作品の一つとして、今もなお多くのリスナーから支持されています。激しい楽曲と美しいメロディーが織りなす、彼らの世界観を存分にご堪能ください。

収録曲は以下の通りです。

1. アロワナ (作詞：ヤフミ、作曲：カズキ)
2. SEXしてない (作詞：ヤフミ、作曲：ヤフミ＆カズキ)
3. イノセント (作詞：ヤフミ、作曲：カズキ)
4. VIDEO CAN'T KILL MY LIFE (作詞・作曲：ヤフミ)
5. SECRET SERVICE (作詞：ヤフミ、作曲：ヤフミ＆カズキ)
6. MALIBU ＆ COKE (作詞：ヤフミ、作曲：カズキ)
7. BE SILENT FUCKIN' RIOT (作詞：ヤフミ、作曲：ヤフミ＆カズキ)
8. Freedom will be there (作詞：ヤフミ、作曲：カズキ)
9. VELVET SNOOZER (作詞：ヤフミ、作曲：ユータロー)
10.素晴らしき若きロクデナシ (作詞：ヤフミ、作曲：ヤフミ＆カズキ)
11. I want someone everytime, want anyone everynight. (作詞：ヤフミ、作曲：ユータロー)

これらの楽曲は、それぞれが異なる魅力を持ち、アルバム全体として、ゼリ→の幅広い音楽性を示すものとなっています。

もう一度検索