BEE-BEEP

プリンセス プリンセスが1993年1月21日にリリースした7枚目のアルバム『BEE-BEEP』は、バンドにとって最後のオリコンチャート1位を獲得した作品です。CDレーベルにはメンバーの顔写真が使用されており、ファンにとっては特別な一枚となっています。

アルバムには、先行シングルとしてリリースされた「POWER/REGRET」を含む全12曲が収録されています。4曲目のタイトル曲「BEE-BEEP」は、メンバー全員が曲中で一言ずつ台詞を言うというユニークな構成が特徴です。また、「GUITAR MAN」はシングルカットされていませんが、ミュージックビデオが制作されています。奥居香が作詞・作曲を手掛け、ギターサウンドを前面に押し出したハードなナンバーで、プロレスラーの臼田勝美選手の入場テーマ曲としても使用されました。

「VOICE」は、今野登茂子が作詞・作曲を担当しており、彼女が難聴を経験した際の心境を歌った楽曲として知られています。この曲は、今野自身の深い感情が込められた、非常にパーソナルな作品と言えるでしょう。

アルバム収録曲は以下の通りです。

1. GUITAR MAN
作詞・作曲：奥居香
2. MELODY MELODY
作詞：富田京子、作曲：奥居香
3. 彼氏がほしい
作詞：奥居香、作曲：中山加奈子
4. BEE-BEEP プリプリサミット
作詞：プリンセス・プリンセス、作曲：中山加奈子
5. うちに帰ろう
作詞：富田京子、作曲：中山加奈子
6. REGRET
作詞：中山加奈子、作曲：奥居香
7. 港の見える丘
作詞：中山加奈子、作曲：奥居香
8. POWER
作詞：富田京子、作曲：奥居香
9. EYEWITNESS
作詞：今野登茂子、作曲：渡辺敦子
10. WEDDING
作詞：渡辺敦子、作曲：今野登茂子
11. SWEET VALENTINE
作詞：中山加奈子、作曲：奥居香
12. VOICE
作詞・作曲：今野登茂子

アルバムに収録されている「港の見える丘」は、横浜を舞台にした楽曲を集めたコンピレーションアルバム『横浜幻想（ヨコハマ・ファンタジー）』にも収録されています。このアルバムは、プリンセス プリンセスの音楽をさらに深く楽しむための良い機会となるでしょう。

『BEE-BEEP』は、プリンセス プリンセスの多様な音楽性とメンバーの個性が凝縮された、聴きごたえのある作品です。バンドの歴史においても重要な位置を占めるアルバムであり、彼女たちの魅力を余すところなく堪能できます。各メンバーが作詞・作曲を手掛けている楽曲も多く、彼女たちの音楽的な才能が発揮されています。このアルバムは、プリンセス プリンセスのファンはもちろんのこと、幅広い音楽ファンにとっても魅力的な一枚と言えるでしょう。

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