BEFORE MY LIFE FAILS

東京都で誕生したメタルコアバンド、BEFORE MY LIFE FAILS（ビフォア・マイ・ライフ・フェイルズ）は、2006年にその活動を開始しました。

歴史

結成初年度から精力的な活動を展開し、早くも自主制作のデモCD『Demo06』を制作・販売。さらに国外にも目を向け、初の海外公演として韓国ツアーを敢行しました。

翌2007年には、再び自主制作デモ『Demo07』をリリースする一方、シーンを共に盛り上げる盟友HER NAME IN BLOODとのスプリットEPを発表。この時期、バンドは『Evils go west tour』をはじめとするツアー活動を活発に行い、多くのファンを獲得しました。また、自身が主催するイベント『HYPER MAGIC MOUNTAIN』や、茨城県水戸での『FOR TOMORROW WE FIGHT』を成功させるなど、企画力も発揮しました。

2008年はバンドにとって大きな転機を迎えます。Story of The Year、As I Lay Dying、Muccといった国内外の著名アーティストが集結した大型フェスティバル『Taste of Chaos '08』の日本公演に出演。その名を広く知らしめました。同年にはKeep And Walk Recordsから初の公式作品となる1st EP『The Pathetic Party』をリリースし、バンドのサウンドを確立。しかし、同時期にメンバーの変動も発生し、ベーシストのペキンが脱退。後任としてヤスが加入しますが、ギタリストのSu1もまた、主催イベント『FOR TOMORROW WE FIGHT』でのライブを最後にバンドを離れました。

2009年には新たなメンバーとしてBooが加入し、体制を立て直します。

そして2010年、バンドは活動の場をZestone Recordsへと移し、待望の1stフルアルバム『Youth Against Christ』を発表。この作品はバンドの代表作として広く支持されました。しかし、アルバムリリース後もメンバーチェンジは続き、ベーシストのヤスが主催イベント『HYPER MAGIC MOUNTAIN』での公演を最後に脱退。新たにTsutomuが加入し、現在のラインナップの基盤が築かれました。

海外での評価と作品発表

国内外での活動を続ける中で、2012年には再び海外へ進出。香港、そして韓国での単独公演やイベント出演を果たし、アジア各地でのファン層を拡大しました。国内ではZestone Records主催の『BROTHEHOOD TOUR』に出演するなど、ライブアクトとしての評価を着実に高めました。また、イギリスの著名バンドARCHITECTSの中国ツアーへの参加も決定していましたが、当時の国際情勢の影響により残念ながらキャンセルとなりました。音楽活動に加え、独自のオフィシャルマーチャンダイズライン『BMLFCULT』を立ち上げるなど、活動の幅を広げました。

2013年には2nd EP『(FOR)LORN』を発表。この作品を携え、同名のリリースツアーを全国各地で開催しました。

2014年には、テクニカルなサウンドで知られる海外バンド、ペリフェリーの中国公演に帯同。さらに単独での中国ツアーも成功させ、中華圏での人気を不動のものとしました。同年、台湾で開催される最大級の野外ロックフェスティバル『Rock In Taichung 2014』にヘッドライナーとして招聘されるという快挙を成し遂げました。海外での成功と並行して、国内でも新たな楽曲を発表。シングル『SOLARIS』をリリースしました。

活動の集大成と解散、そして再始動

2015年には、バンドキャリアにおける集大成ともいえる2ndフルアルバム『ANIMUS』をリリース。

このアルバムを引っ提げ、2016年には大規模な全国ツアー『ANIMUS tour 2016』を敢行。しかし、そのファイナルシリーズをもって、惜しまれつつも一度バンドとしての活動に終止符を打つことを発表し、解散しました。

解散から時を経て、2019年8月31日、渋谷RUBY ROOMにて一日限りの限定的な復活ライブを実施。かつてスプリットをリリースした盟友HER NAME IN BLOODとのツーマン形式での主催企画『Fever Of Logic 10th Anniversary Show』として行われました。さらに同年10月12日には、国内ラウドロックシーンを牽引するCrystal Lakeが主催するフェスティバル『TRUE NORTH FESTIVAL 2019』にも出演し、再びステージに立つ姿を見せました。

2021年に入ると、新たな動きとして立て続けにシングル楽曲をデジタル配信でリリース。9月20日に『BLOOD TIES』、10月25日に『SPARTACUS』、そして12月13日に『HORIZON』を発表し、音源制作・発表のスタイルを変化させました。同年12月26日には、初期から継続して開催してきた主催イベント『HYPER MAGIC MOUNTAIN』を渋谷CYCLONEにて開催。PALEDUSKやSCARFACEといった気鋭のバンドをゲストに迎え、再びライブ活動を本格化させる兆しを見せ、その活動は現在も続いています。

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