BELIEVE (LUNA SEAの曲)

LUNA SEAデビューシングル「BELIEVE」徹底解説

1991年、アルバム『IMAGE』でメジャーデビューを果たしたLUNA SEA。その後の活動を象徴する1stシングル「BELIEVE」は、バンドの歴史において重要な位置を占める作品です。本記事では「BELIEVE」のリリース情報から楽曲制作の背景、収録アルバム、そしてカバー情報まで、多角的に解説します。

シングル概要

「BELIEVE」は、MVDD-4という規格番号で発売されました。初回限定盤には、ファン垂涎のポストカードが封入されており、コレクターアイテムとしても高い価値を誇ります。ジャケットは表にRYUICHI、裏に他のメンバー4人がそれぞれ写っており、メンバーそれぞれの個性が際立つデザインとなっています。このシングルは、2ヶ月後にリリースされるアルバム『EDEN』に先駆けて発売され、LUNA SEAの新たなステージへの布石となりました。

楽曲解説：「BELIEVE」

「BELIEVE」の作詞・作曲・編曲は、LUNA SEA全員が担当しています。しかし、その原曲はSUGIZOが2年前に「CONCLUSION」というタイトルで作曲した楽曲でした。「CONCLUSION」はメロディーが非常にポジティブな仕上がりだったものの、当時のLUNA SEAメンバーの心情とマッチせず、納得のいく作品とはなりませんでした。そのため、メンバーは楽曲を練り直し、「BELIEVE」として生まれ変わらせることを決意したのです。SUGIZOが演奏するヴァイオリンの音色も特徴的で、楽曲に深みと奥行きを与えています。

楽曲解説：「Claustrophobia」

カップリング曲「Claustrophobia」は、INORANが作曲した楽曲です。2018年12月23日に行われたさいたまスーパーアリーナ公演「SEARCH FOR MY EDEN」では、セットリスト前半の最後を飾る重要な楽曲として演奏されました。この楽曲も、LUNA SEAの音楽性の一端を垣間見ることができるでしょう。

収録アルバム

「BELIEVE」は、数多くのLUNA SEAのアルバムに収録されています。代表的なアルバムとしては『EDEN』、『SINGLES』、『NEVER SOLD OUT』、『PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜』、『LUNA SEA COMPLETE BEST』、『LUNA SEA COMPLETE BEST -ASIA LIMITED EDITION-』、『LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE-』などがあります。これらを通じて、「BELIEVE」がLUNA SEAの代表曲として、長く愛され続けていることが分かります。「Claustrophobia」は『SINGLES』に収録されています。

BELIEVEカバー情報

「BELIEVE」は、多くのアーティストにカバーされています。その中でも、2023年11月8日に発売された相川七瀬のカバーアルバム『ROCK MONSTER』に収録されているカバーバージョンは、注目を集めています。相川七瀬による「BELIEVE」の解釈は、LUNA SEAのオリジナルとはまた異なる魅力があり、新たなファン層の獲得にも繋がったと言えるでしょう。

まとめ

LUNA SEAの1stシングル「BELIEVE」は、単なるデビューシングルという枠を超え、バンドの進化と歴史を物語る重要な作品です。楽曲の制作秘話や、カバー情報などを通して、LUNA SEAの音楽性と魅力を改めて知ることが出来るでしょう。このシングルは、彼らの音楽史において、重要な転換点となった作品と言えるでしょう。そして、このシングルがLUNA SEAというバンドを世に知らしめる大きなきっかけとなったことは間違いありません。

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