BGO上方笑演芸大賞

BGO上方笑演芸大賞について

BGO上方笑演芸大賞（略称：BGO）は、2006年から2010年にかけて毎年春に開催されていた、お笑いコンテストです。主催は有名な漫才コンビ、バッファロー吾郎。芸人たちが互いに称え合うこのイベントは、別名「バッファロー吾郎のおもしろ大賞」とも呼ばれ、その特異な形式から人気を博しました。

概要

この賞は芸人自身によって選ばれるもので、バッファロー吾郎を中心に構成された実行委員会が、政治的な力関係や企業のブランド力に左右されることなく、純粋に芸人の腕前を評価します。選考にあたっては、彼らが敬愛する芸人に感謝の気持ちを込めて行われており、芸人たちの温かな思いが込められています。

ただし、実際には受賞者の多くが吉本興業所属の芸人であり、吉本以外の受賞者は2010年のスチャダラパーを除けばほぼ存在しないという独特の現実もあります。授賞式では名誉あるトロフィーや盾が贈られますが、金銭的な報酬は基本的にはないため、受賞の形は必ずしも豪華ではありません。受賞歴は公的なプロフィールに記載可能ですが、その重要性には疑問の声も上がっています。

BGOの意味

BGOの名は「バッファロー」、「吾郎」、「おもしろ」の頭文字を取ったもので、プロフィールに表記しやすいよう工夫されています。受賞式には多くの芸人が参加し、毎年華やかな装いでその場に臨みます。

開催履歴

BGO上方笑演芸大賞は計5回行われました。各回の受賞者は以下の通りです：

• - 第1回（2006年度） では大賞にケンドーコバヤシ、技能賞にダイアンが選ばれました。
• - 第2回（2007年度） の大賞はザ・プラン9が受賞し、新人賞には天竺鼠が輝きました。
• - 第3回（2008年度） は小籔千豊が大賞を受賞し、技能賞には村田秀亮（とろサーモン）が選ばれました。
• - 第4回（2009年度） はサバンナが大賞を獲得し、映像作品賞に西森洋一が選ばれました。
• - 第5回（2010年度） は千鳥が大賞を受賞し、最優秀名言賞を手にしました。

受賞者の中には、後にさらなる活躍を見せる芸人も多く存在します。こうした賞が、彼らの成長に寄与したことは間違いありません。

まとめ

BGO上方笑演芸大賞は、芸人たちが自らの才能を称え合う場として確固たる位置を築きました。バッファロー吾郎が中心となって進行されるこのイベントには、真剣さとユーモアが満ち溢れ、芸人たちの絆がより強固になるきっかけにもなっています。毎年多くの笑いを呼び起こし、芸人たちの未来を照らす灯火として、今後も話題に上ることでしょう。

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