BLOOD MUSIC

T-SQUAREの32枚目のオリジナルアルバム『BLOOD MUSIC』は、2006年4月19日にリリースされました。

今作は、従来のポップなイメージを覆し、ハードロックサウンドに大胆に挑戦した意欲作として知られています。リーダーの安藤まさひろは、ドラマー坂東慧の8ビートに特徴があるという指摘を受け、それをきっかけにロックをテーマにしたと語っています。

また、T-SQUAREのアルバムとしては初めて、当時発売前のEWI4000sが使用されたことも特筆されます。この新しい楽器の導入により、サウンドの幅がさらに広がり、より多彩な表現が可能になりました。

収録曲は、以下の通りです。

1. Prince Vlad - 作曲: 安藤まさひろ、河野啓三
2. Don’t Play Hard To Get - 作曲: 安藤まさひろ
3. Revenge - 作曲: 安藤まさひろ
4. Istanbul - 作曲: 安藤まさひろ
5. Another Story - 作曲: 安藤まさひろ
6. Reminisence - 作曲: 坂東慧
7. Slick Stick - 作曲: 安藤まさひろ
8. Cirrus - 作曲: 坂東慧
9. And Forever - 作曲: 安藤まさひろ、河野啓三
10. Sayonara - 作曲: 坂東慧

特に6曲目の「Reminisence」では、坂東慧と田中晋吾によるコーラスがフィーチャーされており、楽曲に深みを与えています。

アルバムに参加したミュージシャンは以下の通りです。

T-SQUARE
安藤まさひろ - Acoustic and Electric Guitars
伊東たけし - Saxophone and EWI
河野啓三 - Keyboards, Acoustic Piano, Organ and Synthesizer
坂東慧 - Drums

ゲストミュージシャン
田中晋吾 - Bass
マイケル河合 - Percussion
* 弦一徹ストリングス - Strings, String Arrangement(Track-9)

『BLOOD MUSIC』は、T-SQUAREの新たな一面を垣間見ることができる、挑戦的な作品です。ハードロックの要素を取り入れつつも、T-SQUAREならではのメロディアスなサウンドは健在で、聴き応えのあるアルバムとなっています。特に、坂東慧のドラムプレイは、今作の聴きどころの一つと言えるでしょう。

Sony Music Shop 『BLOOD MUSIC』CD - ウェイバックマシン（2007年2月13日アーカイブ分）

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