BMシウダー・レアル

BMシウダー・レアル: スペインハンドボールの名門

BMシウダー・レアル（Balonmano Ciudad Real）は、スペイン・カスティーリャ＝ラ・マンチャ州のシウダー・レアルを拠点としたハンドボールチームです。1983年に設立され、2011年に活動を停止するまでの間に、多くの栄光を手にしました。

創立と歴史

BMシウダー・レアルの始まりは1983年で、当初は「ADCカセリオ・ビゴン」という名前で活動していました。その後1993年には、同じ地域に位置するADCシウダー・レアルがこのチームのリーグ出場権を購入し、名称をBMシウダー・レアルに変更しました。

クラブは活動初期から着実に成長を遂げ、2003年にはコパ・デル・レイで初優勝を果たしました。さらに、2003-04シーズンにはリーガASOBALでの初タイトルを獲得。この成功を足掛かりに、国内外でさらなる栄冠を手にしました。

主な成果

BMシウダー・レアルは、リーガASOBAL（スペインの国内リーグ）で5回優勝し、またEHFチャンピオンズリーグ（欧州の最高峰クラブ戦）でも3回制覇しました。特に注目すべきは、2005-06シーズンに初めてEHFチャンピオンズリーグでチャンピオンの座に輝いたことです。以降は、2007年と2008年に連続して優勝し、クラブの存在感を強めました。

国際大会でも活躍を見せたBMシウダー・レアルは、IHFスーパーグローブで2度の優勝を果たしました。特に2007年と2010年のタイトル獲得は、その国際的な競争力を証明するものとなりました。

国内大会においても輝かしい実績を残しており、コパ・デル・レイでは3度の優勝を誇り、コパASOBAL、スーペルコパASOBALでもそれぞれ複数回優勝しています。

終焉と移転

BMシウダー・レアルは2011年7月にマドリードへ移転し、BMネプトゥーノ（BMアトレティコ・マドリード）と名を改めました。しかし、この新クラブも2013年に解散する運命を辿りました。シウダー・レアル時代から続いた数々の偉業が、クラブの名声を作り上げ、ハンドボール界での重要な位置付けを確立しました。

総評

BMシウダー・レアルは、その短い活動期間にもかかわらず、ハンドボール界に多大な影響を与えたクラブです。数々の国内外タイトルを持つその業績は、後に続くチームにも大きな刺激を与え、スペインハンドボール界の歴史に名を刻んでいます。

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