BORDER: DAY ONE

BORDER: DAY ONE - ENHYPENのデビューを飾った記念すべき作品

2020年11月30日、韓国の7人組男性アイドルグループENHYPEN（エンハイプン）は、デビューミニアルバム『BORDER: DAY ONE』で華々しくデビューを飾りました。このアルバムは、Belift、ジニーミュージック、Stone Music Entertainmentの3社よりリリースされ、世界中のK-POPファンを魅了しました。

サバイバルオーディション番組『I-LAND』から誕生

ENHYPENは、2020年に放送されたサバイバルオーディション番組『I-LAND』から生まれたグループです。CJ ENMとBig Hit Entertainment（現HYBE）の合弁会社であるBelift Labがプロデュースする初のグループとして、デビュー前から大きな注目を集めていました。番組の最終回となるライブフィナーレでメンバーが決定された後、Belift Labは公式ウェブサイトとSNSを開設し、本格的なデビュープロモーションがスタートしました。

緻密に計画されたデビュープロモーション

デビュー前には、綿密に計画されたプロモーションスケジュールが公開されました。まず、「Choose-Chosen」と題したデビュー予告映像を公開し、11月デビューを発表。練習生からアーティストへの転身、与えられる者と与える者の葛藤、そしてグループとその他を対比させるなど、相反するキーワードを用いた映像は、大きな話題を呼びました。続く第二弾予告映像「Dusk-Dawn」では、メンバーそれぞれの秘密と、夜明けに集結し完全体となる様子が描かれ、グループの壮大な物語の序幕を予感させる演出がなされました。

コンセプトムードボードの公開、個人および集合コンセプトフォトの公開、リリックビデオの公開と、着実にデビューへの期待感を高めるプロモーション活動が展開されました。そして、リード曲「Given-Taken」のミュージックビデオティーザーの公開を経て、アルバムはCDとデジタルでリリースされました。

アルバムリリースと精力的なプロモーション活動

アルバムリリース当日には、ソウルで初のメディアショーケースが開催され、YouTubeでオンライン配信されました。ショーケースでは「Given-Taken」と「Let Me In（20 CUBE）」が初披露され、世界中のファンがそのパフォーマンスに熱狂しました。また、Mnet主催のデビューショー「ENHYPEN Debut Show: Day One」では、「Flicker」「Let Me In（20 CUBE）」「10 Months」「Given-Taken」を披露し、さらに大きなインパクトを与えました。

その後も、日本の『FNS歌謡祭』をはじめ、韓国の音楽番組『ミュージックバンク』、『SBS人気歌謡』、『THE SHOW』、『2020 Mnet Asian Music Awards』、『2020 The Fact Music Awards』、『2020 KBS Song Festival』、『MTV Fresh Live Out』、『SBS歌謡大祭典』など、数多くの音楽番組に出演し、「Given-Taken」を披露するなど、精力的なプロモーション活動を行いました。

驚異的なセールスとチャート成績

『BORDER: DAY ONE』は、予約段階から驚異的なセールスを記録しました。わずか2日で15万枚、その後30万枚を突破するなど、デビュー前から大きな期待が寄せられていたことがわかります。

リリース後もその勢いは衰えず、ガオンアルバムチャートで1位を獲得。ハンテオチャートとハントチャートでは、2020年にデビューしたK-POPグループの中で最高の初週売上枚数を記録しました。韓国では2020年11月発売アルバムの中で2番目に高い売上枚数を記録し、日本でもオリコンデイリーアルバムチャート1位、週間アルバムチャート2位を獲得するなど、アジア圏で大きな成功を収めました。Billboard JAPAN Hot Albumsチャートでも2位を獲得するなど、グローバルな人気も証明されました。さらに、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、スイス、アメリカなどの各国チャートにもランクインするなど、世界的な活躍を見せました。

まとめ

『BORDER: DAY ONE』は、ENHYPENの才能と努力、そして緻密なプロモーション戦略が完璧に融合した、まさにデビューに相応しい作品と言えるでしょう。このアルバムは、ENHYPENというグループを世界に知らしめ、その後の飛躍的な成功の礎となりました。

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