BREMEN(ブレーメン):ダンスロックの先駆者
BREMENは、
2004年に結成された日本の
ダンスロックバンドです。彼らの
音楽は、
4つ打ちのエレクトロやハウスを基盤としつつ、
ドラムンベースや
エレクトロニカといった要素を巧みに織り交ぜた、独自のサウンドスケープを創り上げています。
メンバー構成
ELY(ヴォーカル):
沖縄県出身。BREMENの
音楽に欠かせない、情感豊かな歌声を担当。
KOHJIRO(
ギター、キーボード、ヴォーカル、プログラミング):
北海道出身。多才な才能で、楽曲の幅を広げています。現在はThe KAHのメンバーとしても活動。
HAIOKA(プログラミング):
神奈川県横浜市出身。DJの経験を生かし、楽曲の骨格を形成。現在The KAHのメンバー。
WAKA(ドラム):
神奈川県出身(サポートメンバー)。SHOVE-ITのメンバーとしても活動。
結成の経緯と音楽性の変遷
BREMENのメンバーは、元々スキューバダイビングを通じて知り合った仲間でした。当初は
音楽性よりも「人間的なノリ」が重視され、DJをしていたHAIOKAの「テクノに女性ボーカルを乗せたい」というアイデアにELYが賛同したことが、バンド結成のきっかけとなりました。HAIOKAは高校時代にDJという表現方法に出会い、「楽器が弾けなくても機材を使って好きな
音楽を作れる」ことに感銘を受けたと語っています。
2006年のデビュー以降は苦労も多かったようで、初期はレーベルに頼り切りの状態だったため、自分たちでイベントを企画するようになり、その後、海外にも流通ルートを持つKSRレーベルに移籍しました。この移籍を機に、以前のJ-POP/テクノポップ路線から、クラブやフェスに対応できるサウンドへと進化。
SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC、渚
音楽祭、AUDIO | TOKYO ELECTRONIC MUSIC FESTIVALなどの大型フェスに出演するほか、
MINAMI WHEELや
SAKAE SP-RINGといった都市型ロックフェスにも নিয়মিত参加。
BEAT CRUSADERSのツアーサポートも務めるなど、ダンスとロックの垣根を越えた活動を展開し、日本のバンドとしては異例のキャリアを築いています。
オーガナイズイベント「MITSUBOSHI」
2009年9月からは、渋谷O-NESTで自身のオーガナイズパーティー「MITSUBOSHI」を定期的に開催。このイベントは瞬く間に人気となり、2010年1月には初のワンマンライブを成功させました。さらにその1年後には、渋谷
CLUB QUATTROでワンマンリリースパーティーを開催し、大盛況のうちに幕を閉じました。
今後の展望
近年のエレクトロブームとは一線を画しながらも、業界から注目を集めるBREMEN。KSRレーベルへの移籍を機に、サウンドをクラブ・フェス向けに改良し、今後は日本国内だけでなく、海外での活躍も期待されています。
BREMENは常に進化を続け、
ダンスロックシーンの新たな可能性を切り開いています。
ディスコグラフィー
ミニアルバム、アルバム、EP、シングルなど多数リリース。
楽曲提供も行っている。
外部リンク
BREMEN公式サイト
BREMEN myspace
club music distribution / KSR
BREMEN Elyのオフィシャルブログ