Baby alone

『Baby alone』 - 山下久美子の12thスタジオ・アルバム

『Baby alone』（ベイビー・アローン）は、1988年6月21日に日本コロムビア / BODYからリリースされた山下久美子の12枚目のスタジオアルバムです。この作品は、彼女にとって音楽活動休止前の重要なアルバムとなっており、前作からは約1年ぶりのリリースでした。

アルバムの背景

本アルバムは「ロックンロール3部作」の最終作として位置付けられ、プロデューサーとして布袋寅泰が参加しています。また、この作品は山下が日本コロムビアに約8年間在籍した最後のスタジオアルバムでもあります。『Baby alone』は、LPレコードとしてリリースされた最後のアルバムであり、その後はカセットテープとCD形式でのリリースへと移行しました。

再発売とその経緯

本アルバムは数回の再発売が行われました。1990年5月21日には、CD版の価格を改訂して再販され、続いて1994年にはCD文庫1500シリーズの一部として再び市場に登場しました。更に2009年4月20日にはオンデマンドCDとして再発売され、2020年10月21日にはデビュー40周年を記念するベストアルバム『愛☆溢れて! 〜Full Of Lovable People〜』と同時にUHQCD仕様でリリースされました。

収録曲

SIDE A

1. サヨナラ (ADIÓS)
2. 優しくしたいの
3. 逢いたい
4. 微笑みのその前で（先行シングル）
5. C'est la vie

SIDE B

1. 遠い夜明け
2. HEAVEN
3. 踊り明かしたい
4. LADY JEAN
5. Stop Stop Rock'n' Roll（シングル「微笑みのその前で」のB面曲）

参加ミュージシャン

本アルバムのサウンドプロデュースは布袋寅泰が担当し、ギター演奏も彼が手掛けています。その他のミュージシャンとしては、ホッピー神山（キーボード）、松井恒松（ベース）、池畑潤二（ドラム）、松武秀樹（コンピュータープログラム）が参加しており、山下久美子自身もコーラスに参加しています。

総評

『Baby alone』は、山下久美子のキャリアの中で特に重要な作品であり、その音楽スタイルや、参加ミュージシャンのクオリティは、その後の彼女の活動に大きな影響を与えました。このアルバムを通じて、彼女の音楽への情熱や、聴く者への思いが含まれており、ファンにとっても特別な意味を持つ作品となっています。

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