Bamboo (歌手)

bamboo：多才なクリエイターの軌跡

bamboo（バンブー、1973年7月24日生まれ）は、音楽、ゲーム、アパレル、クラウドファンディングと多岐にわたる分野で活躍する日本のクリエイターです。彼は、キッチンガイズファクトリー、日本アニメコンテンツ株式会社、アパレル会社「STUDIO696」の代表を務めています。

音楽活動からマルチな才能へ

16歳でバンドブームに触発され、milktubを結成し音楽活動を開始しました。当初はテクノ音楽を手がけていましたが、後にパンクロックへと音楽性を変化させ、ヴォーカルとして活動を続けました。大学時代には、松山一志との出会いが彼のキャリアに大きな影響を与え、コンサート運営などを通じて音楽家としての枠を超えた多角的な視点を養いました。

22歳で自身のレーベル「BAMBOO RECORD」を設立し、CD制作から販売までを खुदで行いました。全国を巡り4000枚を売り上げましたが、レコーディング費用の負担から様々な仕事を引き受けることになり、その中でアダルトゲームの主題歌制作に携わったことがきっかけで、美少女ゲーム業界との関わりを持つようになりました。

ゲーム業界への進出と貢献

音楽活動と並行して、バンダイの下請けデザイン会社でプランナーとしての経験を積みました。その後、ゲームの主題歌が大勢の人に聴かれる影響力に着目し、『カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜』のディレクターを担当。これが初のゲーム制作となりました。2006年には、OVERDRIVEの代表として「グリーングリーン」や「エーデルワイス」などのヒット作を生み出しました。

海賊版被害に苦しみながらも、Steamなどのオンライン販売に活路を見出し、Mangagamer.comを通じて翻訳作品を世界に発信しました。また、クラウドファンディングに早くから着目し、2016年にはCAMPFIREの顧問・キュレーターに就任し、多くのプロジェクトを支援しました。OVERDRIVEの最終作「MUSICA!」では、CAMPFIREで1億円を超えるファンディングを達成し、話題となりました。

クラウドファンディングへの情熱

bambooはクラウドファンディングを単なる資金調達手段としてではなく、ライブエンターテイメントとして捉えています。その知識と経験を活かし、アドバイザーとして講習会なども行っています。

著書

自身の経験を基にした著書『推される技術』（集英社、2021年）を出版しています。

bambooの多岐にわたる活動は、日本のエンターテイメント業界に大きな影響を与え続けています。

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