BanG Dream! 3rd Season

アニメ『BanG Dream! 3rd Season』詳細解説

『BanG Dream! 3rd Season』は、ブシロードによるメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』を原作とするTVアニメの第3シーズンです。2020年1月から4月にかけて放送され、Poppin'Partyを中心としたガールズバンドたちの活躍を描いています。当初は2019年10月からの放送予定でしたが、延期を経ての放送開始となりました。

ストーリー概要

前シーズンでPoppin'Partyの絆を深めた物語から4ヶ月後、香澄たちは新たな目標を掲げます。それは、東京のライブハウス連盟が主催するガールズバンド大会「BanG Dream! Girls Band Challenge!」への参加です。決勝戦の舞台は、憧れの武道館。大会出場を機に、Poppin'Partyは再び夢に向かって走り出します。

一方、RAISE A SUILENは新たなギタリストを探しており、プロデューサーのチュチュは、才能あふれる六花に目をつけます。Poppin'PartyやRoseliaらも巻き込み、RAISE A SUILENは、大会での勝利と六花の加入という二つの目標を掲げます。

制作体制とシナリオ

制作スタッフ、会社、委員会は前シーズンから継続されています。シナリオは、前シーズンから本シーズンまでの展開が既に決定されており、前シーズンの段階から伏線を織り込んで作られていたとのこと。そのため、本シーズンではキャラクター紹介は省かれ、前シーズンの続きとして物語が展開されます。ゲームアプリ『ガールズバンドパーティ！（ガルパ）』内の出来事も物語に反映されています。

本シーズンは学園ドラマ色が薄くなり、ドラマ重視の構成になっています。前シーズンまでは毎話ライブシーンを入れるルールがあったものの、本シーズンではそのルールに縛られることなく、より深くキャラクターたちの心情や葛藤が描かれています。また、ガルパのストーリーやリアルバンドでの出来事を織り込みながら、1話あたり1.5話分のシナリオを制作し、それを凝縮した構成となっています。

RAISE A SUILENの結成秘話や、これまでのシリーズで残されていた要素の決着にも焦点を当てた内容となっています。武道館を舞台に描いたシーンもあり、アニメ制作陣は2019年2月に開催された「BanG Dream! 7th☆LIVE」3DAYSライブで取材を行っていました。Morfonicaは本作には登場せず、初登場は劇場版「FILM LIVE 2nd」まで持ち越しとなりました。

音楽と演出

音楽活動が中心テーマである本作では、作曲やリハーサルのシーンが多く、楽曲の未完成バージョンなども制作されました。Poppin'Party結成当時を懐かしむシーンでは、第1期のBGMが使用されています。

ライブシーン演出においては、現実性を保つための暗黙のルールが設けられています。例えば、ハロー、ハッピーワールド！の弦巻こころが観客の上を飛ぶシーンは、ライブ会場であるGalaxyの特殊な構造を利用することで実現しています。

キャストと演技

Poppin'Partyの牛込りみ役の西本りみさんは、りみの性格変化に合わせて、演技に大人っぽさを加えたと語っています。具体的には、声の出し方やトーンを調整することで、明るさを保ちつつ、より落ち着いた表現を目指したとのことです。

RAISE A SUILENのパレオ役の倉知玲鳳さんは、パレオのキャラクター性を理解することで親近感を覚え、演技に反映させたとのことです。パレオと令王那（パレオの本名）の演じ分けや、尊敬する相手への早口言葉など、キャラクターの個性を際立たせる演技を追求しました。

プロモーション

放送に先駆け、「LIVE HOUSE Galaxy」のブログが開設され、六花が更新する形で情報が公開されました。作中の大会「BanG Dream! Girls Band Challenge!」の公式サイトも開設され、アニメの進行に合わせて更新されました。

世界最速上映会や、YouTubeでのプレミア配信など、様々なプロモーション活動が行われました。Blu-ray付生産限定盤CDは、地上波放送に先駆けて販売されました。

その他

タイアップ番組「バンドリ！TV LIVE 2020」が放送され、最新情報などが配信されました。また、『帰ってきた！ばんどりっ！Happy Party♪』というウェブコミックも連載開始されました。

スタッフ、キャスト、音楽情報なども詳細に記載されていますが、ここでは割愛させていただきます。 興味のある方は、公式サイト等をご確認ください。

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