Black Market Blues e.p.

9mm Parabellum Bulletの2nd EP『Black Market Blues e.p.』は、2009年6月3日にリリースされました。この作品は、バンド初のセルフプロデュースであり、彼らの音楽的な自主性が色濃く反映されています。

表題曲である「Black Market Blues」は、バンドにとって大きなターニングポイントとなりました。この曲を携えて、彼らはテレビ朝日系列の音楽番組『ミュージックステーション』に初出演を果たし、その週のランキングで9位を獲得しました。この出来事は、9mm Parabellum Bulletの知名度を飛躍的に向上させ、より多くの音楽ファンに彼らの存在を知らしめるきっかけとなりました。

歌詞カードに記載されたメンバーのプロフィールも注目点の一つです。ギタリストの菅原卓郎は、「ボーカル/ギター/マラカス」と表記されており、ユーモアに溢れた一面を垣間見ることができます。

収録曲は以下の通りです。

1. Black Market Blues

「Black Market Blues」は、菅原卓郎が作詞、滝善充が作曲を手がけています。この曲は、アルバム『act I』のリリースを記念して行われたフリーライブで初披露され、そのライブの模様は『act II』に収録されています。

2. Live Track From "Free Live" 09.04.01 At Yoyogi Park

このトラックは、代々木公園で行われたフリーライブの音源を、MCを含めてノーカットで約50分収録したものです。臨場感あふれるライブの雰囲気をそのまま楽しむことができます。収録されている曲目は以下の通りです。

Vampiregirl
Trigger
Keyword
Wanderland
Living Dying Message
The World
Black Market Blues
Supernova
Termination
Talking Machine
We are Innocent
Discommunication

『Black Market Blues e.p.』は、9mm Parabellum Bulletの初期の勢いを象徴する作品であり、彼らのライブパフォーマンスの魅力も存分に味わえる一枚です。セルフプロデュースによって、より自由な音楽性を追求し、独自のサウンドを確立しようとする彼らの姿勢が感じられます。ファンにとっては必聴のアイテムであり、彼らの音楽のルーツを探る上で貴重な作品と言えるでしょう。

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