Boy's Life (C-C-Bのアルバム)

C-C-B（ココナッツボーイズ）の2ndアルバム『Boy's Life』は、1984年8月25日にリリースされました。

解説

前作『Mild Weekend』と同様に、夏をテーマにした楽曲が多く収録されているのが特徴です。また、メンバーである渡辺英樹、関口誠人、笠浩二によるオリジナル楽曲も収録されており、それぞれの個性が光る作品となっています。

本作からは、田口智治と米川英之がメンバーとして正式に参加。新たなサウンドの方向性を示すとともに、C-C-Bの音楽性の幅を広げることに貢献しました。

「シェリー」は、サビの歌詞から当初「Oh, シェリー」というタイトルにする案もありましたが、同名の大ヒット曲が存在したため、変更を余儀なくされました。しかし、この曲は笠浩二がココナッツボーイズ時代に唯一作詞を手掛けた楽曲であり、作曲家の筒美京平がシングル曲制作のためにココナッツボーイズの作品を試聴した際、笠の歌声に魅了され、次作シングルでメインボーカルに指名するきっかけとなりました。

2015年1月21日には、ユニバーサルミュージックより高品質CDであるSHM-CDとして再発売されました。この再発は、『Boy's Life』を含むC-C-Bのオリジナルアルバム9作品が同時にリリースされるという、ファンにとっては嬉しい企画となりました。

収録曲

1. 腰抜けスーパーチャンプ
2. ノー・ノー・ボーイ
ザ・スパイダースのカバー。
3. 恋のリメンバー
4. 雨の金曜日
5. ラ・ラ・ラ・サマー・ビーチ
6. バラ・バラ
レインボウズのカバー曲。
7. ロスト・ヴァケーション
8. 瞳少女
2ndシングル。
9. 好きさ・・・リンダ
10. 破れたダイアリー
11. シェリ－
笠浩二がココナッツボーイズ（C-C-Bも含め）時代に唯一作詞をした楽曲。
12. そして9月
13. チリドッグがお気に入り
* 2ndシングルの両A面曲。
14. ハロー・ハロー

「シェリー」について

「シェリー」は、笠浩二さんが作詞を手掛けた楽曲で、C-C-Bの音楽史において非常に重要な位置を占めています。筒美京平さんが笠さんの歌声を高く評価したことが、C-C-Bのその後の音楽活動に大きな影響を与えたと言えるでしょう。この曲は、C-C-Bの音楽的な多様性と、メンバーそれぞれの才能が融合した結果生まれた名曲として、多くのファンに愛されています。

『Boy's Life』は、C-C-Bの初期の魅力を凝縮した作品であり、彼らの音楽的な進化の過程を知る上でも重要なアルバムです。夏をテーマにした爽やかな楽曲から、メンバーの個性的なオリジナル曲まで、バラエティ豊かな楽曲が収録されており、聴く人を飽きさせません。再発盤でその魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

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