C3AFA TOKYO

C3AFA TOKYOの概要

C3AFA TOKYO（シースリーアファ トーキョー）は、毎年8月に千葉市の幕張メッセで開催される、キャラクターグッズやガレージキットに特化した大型イベントです。主催は「C3AFA TOKYO実行委員会」で、創通、ソニー・ミュージックエンタテインメント、SOZOがその運営に携わっています。イベントは、アニメやゲーム、映像ソフト関連の展示に加え、さまざまなステージイベントやコスプレコンテストなども行われます。

歴史の変遷

このイベントの起源は1992年にさかのぼり、バンダイ出版課とホビージャパンの共催による「ジャパン・ファンタステック・コンベンション（JAF-CON）」にあります。また、2002年にはホビージャパンが主催する「ホビーEXPO」へと改称されました。さらに、2001年からのメディアワークス主催の「C3（CULTURAL CONVENTION OF CHARACTERS）」というイベントが2004年に統合され、キャラクター関連の総合イベント「キャラホビ C3×HOBBY」が誕生しました。

2016年には実行委員会からKADOKAWAが脱退し、イベント名が「C3TOKYO」に変更されました。その翌年の2017年、東南アジア最大の日本のポップカルチャーイベントである「アニメ・フェスティバル・アジア（AFA）」と統合され、「C3AFA」へと進化しました。これにより、C3AFA TOKYOは日本国内で最も注目を浴びるポップ文化イベントとなっています。

イベントの特色

C3AFA TOKYOでは、参加者が多様なキャラクターグッズやおもちゃ、映像ソフト、ゲームソフトを手に取って楽しめるだけでなく、即売会も併設されているのが大きな特徴です。特に「C3AFAマーケット」では、ガレージキットの当日版権物が販売され、特に『機動戦士ガンダム』関連商品の取り扱いが認可されている唯一のイベントとして知られています。この背景には、JAF-CONの創設時にバンダイが関与していたこと、またC3の運営にバンダイグループが関与していたことが影響しています。

コスプレも大きな見どころの一つで、アスキー・メディアワークスが発行するコスプレ情報誌『電撃Layers』との協力で、大規模な撮影スペースが用意されるほか、コスプレコンテストも開催されます。参加者は、華やかな衣装で自分の好きなキャラクターに扮し、独自のスタイルを披露します。

開催時期と過去の事例

C3AFA TOKYOは、他のガレージキットイベントや同人誌即売会と時期が近いため、主に8月下旬に実施されることが一般的です。過去には、ワンダーフェスティバルに日程が重なることもありましたが、2020年の開催はオリンピックの影響を避けるためにオンラインで行われ、その後の2021年以降は開催が行われていない状態が続いています。

C3AFA TOKYOは、クリエイターやファンが集い、作品を通じて交流できる貴重な機会を提供しており、今後の開催に対する期待も高まっています。

もう一度検索