CDゴドイ・クルス・アントニオ・トンバ

クルブ・デポルティーボ・ゴドイ・クルス・アントニオ・トンバ

クルブ・デポルティーボ・ゴドイ・クルス・アントニオ・トンバ（通称ゴドイ・クルス）は、アルゼンチンの中部、メンドーサ州の都市ゴドイ・クルスを拠点とするスポーツクラブです。サッカーが特に有名ですが、バスケットボール、ハンドボール、フィールドホッケー、テニス、バレーボールといった多様なスポーツチームも運営しています。サッカー部門はリーガ・プロフェシオナル、すなわち1部リーグに参加しており、地域のサッカーファンから非常に高い支持を受けています。

歴史

ゴドイ・クルスは1921年6月21日に、スポルティーボ・ゴドイ・クルスという名前で設立されました。その後、1930年にDBアントニオ・トンバと合併し、現在の名称に変更されました。クラブのホームスタジアム、エスタディオ・フェリシアーノ・ガンバルテは1959年に建設され、14,000人を収容可能です。このスタジアムは愛称「ラ・ボデーガ」と呼ばれ、多くのファンに親しまれています。

クラブは各地方大会での成功も収めており、メンドーサ州選手権では1944年から1968年の間に8回の優勝を果たしました。また、1989年から1994年にかけて全国規模のトルネオ・デル・インテリオールに参加し、1994年には優勝を達成し、プリメーラB・ナシオナルに昇格しました。

特に傑出した瞬間は、2005-06シーズンにCAヌエバ・チカゴを破ってクラブ初のプリメーラ・ディビシオン昇格を決めたことです。2006年には、20歳のエンソ・ペレスがクラブ初となるプリメーラ・ディビシオンでのゴールを決め、記念すべき瞬間を演出しました。

残念ながら、クラブは2006アペルトゥーラで苦戦し、降格の危機に直面しましたが、2007-08シーズンにはCAサン・マルティンに次ぐ2位となり、再びプリメーラ・ディビシオンに昇格しました。2010年にオマール・アサードが監督に就任してからは、成績も向上し、2010クラウスーラでは3位を記録しました。

その後もゴドイ・クルスはコパ・リベルタドーレスやコパ・スダメリカーナといった大会にも出場し、ファンに刺激的な試合を提供し続けています。特に、2011年にはCAオール・ボーイズに対して6-1の大勝を収め、話題となりました。

愛称

ゴドイ・クルスには、いくつかの愛称があります。クラブの名前に由来した「エル・トンバ」と、前身のDBアントニオ・トンバがワインの販売も行っていたことから「ボデゲーロ」、さらにはスタジアム近くの鉄道に因んだ「エル・エスプレソ」という呼び名もあります。これらの愛称は、クラブの特色を表しており、ファンに愛されています。

タイトル

• - プリメーラB・ナシオナル (1) : 2005-06シーズン
• - メンドーサ州選手権 (8) : 1944, 1947, 1950, 1951, 1954, 1968, 1989, 1990
• - トルネオ・アルヘンティーノC (1) : 1994

クラブの歴史や成績は多様で、これまで多くの監督や選手が在籍しました。特にルイス・マヌエル・ブランコやオマール・アサードなどが名監督として名前を広めています。ゴドイ・クルスは、アルゼンチンのスポーツ界で確固たる地位を持つクラブとして、今後もさらなる活躍が期待されます。

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