CHRONICLE to the future

『CHRONICLE to the future』（クロニクル・トゥー・ザ・フューチャー）は、声優、アーティストとして活躍する鈴村健一が2011年3月9日にLantisからリリースした2枚目のオリジナルアルバムです。

前作『Becoming』から約1年5ヶ月ぶりとなる本作は、鈴村健一にとって2011年最初の作品となりました。初回限定盤には、タイトル曲「CHRONICLE」のミュージックビデオを収録したDVDが付属しています。4thシングル「and Becoming」からは、カップリング曲である「いぬ331」のみが収録されています。本作の大きな特徴として、全収録曲の作詞を鈴村健一自身が手掛けている点が挙げられます。

アルバム全体のコンセプトは『旅立ち』であり、収録曲はこのテーマに沿って制作されました。特に、「春の日よ」は『旅立ち』を『卒業』という形で表現した楽曲となっています。また、本作は第一回ミュージック・ジャケット大賞2011において準大賞を受賞するなど、音楽的内容だけでなく、ジャケットデザインも高く評価されました。

音楽メディアのCDジャーナルは、本作について「未来を描いた「CHRONICLE」などの様々な情景、人生観を言葉にして歌唱している」と評しており、鈴村健一の表現力の豊かさを指摘しています。

収録曲は以下の通りです。

1. CHRONICLE [5:04]
作曲・編曲：黒須克彦・大久保薫（ストリングスアレンジ）
2. 春の日よ [4:12]
作曲・編曲：黒須克彦
3. トハイヱ [3:44]
作曲： TODA KOHEI、編曲：菊谷知樹
4. 70億分の1 [4:58]
作曲・編曲：松下典由
5. ハナサカ [4:30]
作曲・編曲：板垣祐介
6. エル・キホーテ [4:08]
作曲・編曲：corin.
7. Landscaper [4:35]
作曲・編曲：NOIZ'n GIRL
8. in my space [4:20]
作曲・編曲：宮崎誠
9. 光よりはやく飛ぶロケット [5:29]
作曲・編曲：菊池達也
10. フタリジカン [4:58]
作曲・編曲： 松下典由
11. いぬ331 [3:47]
作曲：澤野弘之、編曲：菊谷知樹
12. 月とストーブ [6:01]
作曲・編曲：飯塚昌明

各楽曲は、黒須克彦、松下典由、菊谷知樹など、多様な作曲家、編曲家によって彩られています。バラエティ豊かなサウンドと共に、鈴村健一の歌声が旅立ちというテーマを鮮やかに描き出しています。

外部リンク
ランティスによる紹介ページ(初回限定盤)
ランティスによる紹介ページ(通常盤)

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