CJ第一製糖

CJ第一製糖（CJ CheilJedang）

CJ第一製糖は、韓国の大手食品メーカーであり、CJグループの中核企業です。本社をソウルに置き、砂糖、小麦粉、食用油といった基礎食品から、加工食品、医薬品、バイオ事業まで幅広く展開しています。

歴史

1953年、サムスングループ初の製造業として「第一製糖工業株式会社」が設立されました。これが現在のCJ第一製糖のルーツです。社名の「CJ」は、第一製糖の英文表記「Cheil Jedang」に由来しています。

設立当初は製糖業が中心でしたが、その後、製粉、食用油、調味料、冷凍食品、飲料など、多様な食品分野に進出。韓国の食卓に欠かせない存在となりました。

1962年には、同社の代表的なブランドである「白雪」ブランドを発売。1963年には、うま味調味料「ミプン」、1975年にはだしの素「ダシダ」を発売し、調味料市場でも確固たる地位を築きました。

1980年代以降は、製薬事業や冷凍食品事業にも進出し、事業領域を拡大。1993年にはサムスングループから分離し、独立した企業として新たなスタートを切りました。

2002年には、第一製糖株式会社から「CJ株式会社」へと社名変更し、CJグループが発足。2007年には、事業部門を分割し、現在の「CJ第一製糖」となりました。

主な事業

食品事業: 砂糖、小麦粉、食用油などの基礎食品に加え、加工食品、調味料、冷凍食品など幅広い製品を製造・販売。
医薬品事業: 医薬品の研究開発、製造、販売。
バイオ事業: アミノ酸、核酸などのバイオ製品の製造・販売。

年表

1953年: 「第一製糖工業株式会社」設立
1958年: 製糖・製粉事業を開始
1962年: 白雪ブランド発売
1963年: うま味調味料「ミプン」発売
1973年: 韓国証券取引所に株式公開
1975年: だしの素「ダシダ」発売
1979年: 「第一製糖株式会社」に社名変更
1984年: 製薬事業に進出
1987年: 冷凍食品事業に進出
1993年: サムスングループから分離
2002年: 「CJ株式会社」へ社名変更、CJグループ発足
2007年: CJ株式会社から事業部門を分割、「CJ第一製糖」設立

関連企業・人物

CJグループ: CJ第一製糖が所属する韓国の大手企業グループ。
サムスングループ: CJ第一製糖の前身企業が設立されたグループ。
李秉喆: サムスングループの創業者。

その他

CJ第一製糖は、韓国の食文化の発展に大きく貢献してきました。常に新しい製品開発に挑戦し、消費者のニーズに応えることで、食品業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

外部リンク

CJ第一製糖公式サイト

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