COMIN'KOBE

COMING KOBE（カミングコウベ）

COMING KOBEは、神戸市中央区で毎年4月または5月に実施されるチャリティー音楽イベントです。このイベントは、阪神・淡路大震災の復興支援を志し、震災からの感謝の気持ちを込めて開催されています。また、震災の記憶を風化させることなく、後世に語り継ぐことも目的の一つとしています。

概要

このイベントは2005年に「GOING KOBE（ゴーイングコウべ）」として始まり、以来毎年開催されています。2010年には名称が「COMIN’KOBE」に変更され、2018年からは「COMING KOBE」として継続されているのです。

最初の開催は東遊園地で行われ、その後も神戸市内の様々な会場で実施されています。具体的には、ポートアイランドのワールド記念ホールや神戸国際展示場などが利用され、神戸山手大学の学生や市民ボランティアが活躍しています。このイベントでは、来場者からの募金が集められ、2016年には700万円以上が東北大震災や熊本地震の被災地へさまざまな形で寄付されました。

出演者とイベントの歴史

初回の2005年は特別な出来事もあり、当時の天皇明仁が会場近くに来られ、音が出ないよう要請される場面も見られました。2006年は神戸まつりと連携し、天候が悪化する中で盛り上がるイベントとなりました。シーズンごとに進化し続けてきたCOMING KOBEは、年々参加者も増え、音楽の力でコミュニティをつなげる場として重要な存在となっています。

2018年にはダイブ行為の禁止が徹底され、開催開催の安全対策にも力を入れています。一方で、2017年には観客による混雑が原因で悲劇的な事故が発生してしまい、業務上の過失が問われる結果になりました。これにより、今後のイベントの安全対策に一層の注目が集まることとなりました。

最新情報と未来への展望

これまでに多くのアーティストが参加し、音楽の力で人々を結びつけてきたコミュニティイベントであるCOMING KOBEは、2023年に5年ぶりの2日間開催が決定しました。未来に向けて、さらに多彩なアーティストが参加し、ますます多くの人々が集うことが期待されています。

このイベントは単なる音楽祭を超え、地域住民、ボランティア、アーティストが一体となることで、より強固な絆を築いていく機会となるでしょう。このようにCOMING KOBEは、神戸だけでなく、全国的にチャリティーや地域支援の重要性を再認識させる重要な場であり続けます。

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