『CQ ham radio』は、CQ出版社が発行する日本の
アマチュア無線専門月刊誌です。
1946年9月に創刊され、以来、
アマチュア無線に関する幅広い情報を網羅的に提供し続けています。読者からは『CQ誌』という愛称で親しまれています。
この雑誌は、
アマチュア無線の技術解説、電波の伝搬状況、各種団体の活動報告、最新機器の評価記事など、多岐にわたる内容で構成されています。
アマチュア無線に関わる技術的な知識の向上だけでなく、業界の動向や最新情報も把握できるため、
アマチュア無線愛好家にとって欠かせない情報源となっています。
創刊当初は、日本
アマチュア無線連盟(JARL)の機関誌として、科学新興社から発行されていました。その後、
1948年6月号からCQ出版社(旧社)に発行元が移管されましたが、同社の経営難により、
1954年6月号からは現在のCQ出版(現法人)が発行を引き継ぎ、今日に至っています。この歴史的な背景からも、雑誌が日本の
アマチュア無線界に深く根ざしていることが伺えます。
また、CQ ham radioは、本誌以外にも『別冊CQ ham radio』というムック本も発行しており、特定のテーマや特集に焦点を当てたより詳細な情報を得ることができます。
なお、
アメリカ合衆国には『CQ Amateur Radio』という似た名前の
アマチュア無線雑誌が存在しますが、両誌の間には関連性はありません。日本国内では、区別のため『CQ Amateur Radio』を『US-CQ誌』と呼ぶことがあります。
CQ ham radioは、長年にわたり
アマチュア無線愛好家に支持されており、その内容は、無線技術の基礎から応用、最新の技術動向までを幅広くカバーしています。そのため、初心者からベテランまで、幅広い層の読者にとって有益な情報源となっています。また、記事の内容は専門的でありながらも、分かりやすい解説がなされており、
アマチュア無線に興味を持つ人々にとって、入門書としても活用できます。
この雑誌は、
アマチュア無線コミュニティの活性化にも大きく貢献しており、読者間の情報交換や交流の場としても重要な役割を果たしています。
CQ ham radio公式サイト