CR花満開

CR花満開：夜桜に舞い散る、伝説のデジパチ

『CR花満開』は、1993年6月に西陣から発売されたCRデジパチ機。CR機黎明期において、その美しい演出と斬新なゲーム性で一世を風靡し、CR機の普及に大きく貢献した名機です。「夜桜に舞い散れ」というキャッチコピーが、機種の魅力を余すところなく表現しています。

初代CR花満開の特徴

ドット式表示と桜の演出

デジタル表示には、当時としては珍しい[蛍光表示管]によるドット式表示を採用。ドットを桜の花びらの形にし、花びらが舞い散るような美しい演出を実現しました。
「さくらさくら」のBGM

スーパーリーチ時には、「さくらさくら」をアレンジしたBGMが流れ、期待感を高めます。図柄が花びらとなって舞い散る演出も印象的です。
連チャン性

当時主流だった現金機に比べると大当り確率や確変突入率は低いものの、一度確変に入ると平均5～6連チャンが期待できる爆発力がありました。この連チャン性が人気を博し、多くのパチンコ店がCR機を導入するきっかけとなりました。

しかし、その連チャン性から1996年に「社会的不適合機」に指定され、1997年1月までに全国のホールから撤去されました。

スペック（初代CR花満開）

大当り確率：設定1：1/269、設定2：1/289、設定3：1/308（いずれもメーカー発表値）
確変割合：2/15
確変継続：2回大当たりまで

シリーズ展開

初代CR花満開の登場以降、数多くの後継機種が発表され、シリーズとして確立されました。主な機種としては、以下のようなものがあります。

CR花満伝説
CR花満
CR花満開極
CR花満開煌
スロット花満開
CR花満開MT
CR花満開麗
CR花満開彩
CR花満開極上
CR甦りぱちんこ〜花満開〜

これらの機種は、初代CR花満開のゲーム性を継承しつつ、液晶演出の強化や新たなゲーム性の追加など、様々な進化を遂げています。

各機種の特徴

CR花満伝説： 初代CR花満開の後継機として登場。
CR花満： 液晶画面を採用し、「図柄チェンジシステム」を搭載。
CR花満開極： シリーズ初の「スキップ機能」を搭載し、大当たり中の再抽選システムも導入。
CR花満開煌： 「疑似連予告」や「保留開花チャンス」など、予告演出が豊富。
CR花満開MT： 液晶画面が大型化し、演出のクオリティが向上。「月ランプ」や多彩な予告演出が特徴。
CR甦りぱちんこ〜花満開〜： 初代CR花満開の演出を再現。「クラシックモード」「予告モード」「告知モード」の3つの演出モードを選択可能。

シリーズを通してのヒロイン「ほのか」

『CR花満開極』から登場した「ほのか」は、花満開シリーズを通してのヒロインとして、多くのファンに愛されています。彼女が登場するリーチ演出やラウンド背景は、高期待度の演出として知られています。

まとめ

CR花満開は、その美しい演出と連チャン性で、CR機黎明期を代表する機種となりました。数多くの後継機種が発表され、シリーズとして確立された今もなお、多くのファンを魅了し続けています。夜桜に舞い散る花びらのように、CR花満開の伝説は、パチンコ史に永遠に刻まれることでしょう。

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