CSI:サイバー

『CSI:サイバー』の概要

『CSI:サイバー』（英語: CSI: Cyber）は、アメリカの人気テレビドラマシリーズで、2015年3月4日から2016年3月13日までCBSで放送されました。この作品は『CSI:科学捜査班』のスピンオフとして制作され、サイバー犯罪を専門に扱うFBIの部門に焦点をあてています。全2シーズンで構成され、日本ではWOWOW、AXN、BS12がそれぞれ遅れて放送を行いました。

制作背景と特徴

このシリーズは、長年にわたるCSIシリーズの新たな展開として期待されていました。製作総指揮は、『CSI』シリーズ全作で手がけたジェリー・ブラッカイマーが務め、その安定したクオリティが注目されました。また、主題歌にはザ・フーの「I Can See for Miles」が起用され、これもまた他のCSIシリーズと共通する特徴です。

『CSI:サイバー』の最大の特徴は、従来のCSIシリーズとは異なり、FBIが中心となって捜査が行われる点にあります。事件発生後、全国のどこにでも捜査官が駆けつけ、サイバー空間での犯罪を追及していくストーリー展開が魅力です。しかしながら、放送開始から視聴率が伸び悩み、2016年の3月には第2シーズンをもってシリーズが終了することが決まりました。これにより、16年間続いたCSIシリーズが一旦幕を閉じることとなりましたが、2021年には新たに『CSI:ベガス』が放送される運びとなりました。

主な登場人物

『CSI:サイバー』には、多くの魅力的なキャラクターが登場します。主役のエイヴリー・ライアンは、FBIのサイバー犯罪部門の主任として活躍する心理学者で、実際にハッキングの被害に遭った過去を持つキャラクターです。彼女は『CSI:科学捜査班』にも数回登場しており、その経験を活かして困難な事件に挑んでいます。

イライジャ・ムンドやダニエル・クラミッツは、エイヴリーをサポートするチームメンバーとしてそれぞれ異なる背景を持ち、個性的な役割を果たしています。特に、ダニエルは過去に凶悪な犯罪の被害者であり、その経験を捜査に生かす姿が描かれています。

新メンバーであるレイヴン・ラミレスやブロディ・ネルソンは、いずれも元ブラックハッカーで、自らのスキルを活かして犯罪捜査に貢献します。彼らのバックストーリーも重要な要素となっており、心理的な葛藤が描かれています。

日本での放送と視聴方法

日本においては、最初にWOWOWで放送が始まり、その後AXNやBS12でもそれぞれ遅れて放送されました。視聴者は各種放送局を通じてこのドラマを楽しむことができました。また、HuluやU-NEXTといったオンラインプラットフォームでも配信が行われており、2024年1月17日からはU-NEXTでも第1シーズンと第2シーズンの配信が開始される予定です。

このように『CSI:サイバー』は、視聴者に新たな視点からのサイバー犯罪捜査を提供し、多くの人々に興味を引かれる作品となっています。

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