Cune

cune（キューン）

cune（キューン）は、1999年に結成された日本のロックバンドで、3人のメンバーで構成されています。曲調は「胸キュン」と称され、特に日常をテーマにした歌詞が特徴です。バンド名は、メンバーの思いを込めて名付けられました。最初はCUNEと大文字で表記されていましたが、「カノン」とのリリースを前に、現在の表記に変更されました。

来歴

結成からメジャーデビューまで

cuneは、異なるバンドで活動していた4人が小林の呼びかけで集まり、が生まれました。2001年5月15日にはインディーズデビューシングル『星をみてれば』を発表し、翌年にはhitomiによるカバーがきっかけで、広く知られるようになります。同年5月にはメジャーデビューシングル『リフレイン』が台湾、香港、シンガポールで同時リリースされ、9月には『イナズマ』、11月にはドラマ主題歌として評価された『クローバー』をリリース。さらに、12月にはファーストアルバム『GREAT SPLASH』を発表し、彼らの音楽シーンでの地位を確立します。

活動の充実と困難

2003年には、初の全国ワンマンライブツアーを実施し、シングル『青空』や『LION SEVENTEEN』、『カノン』を次々とリリースしましたが、メンバーそれぞれに負傷や病気が相次ぎ、活動が制約される時期でもありました。2004年1月には、上記シングルを含めたセカンドアルバム『ナナイロスマイル』を発表し、9月には初のセルフプロデュースによるミニアルバム『明日の風』もリリース。

2005年には、活動の集大成であるベストアルバム『BEST 1999-2004』とクリップ集のDVDを発表。この時期は、今後に向けた新たなスタートを切るための準備期間でした。活動休止の発表は2006年8月に行われ、ライブツアーが終了した後に一時の活動停止に入りました。

ソロ活動と再結成

バンド活動が一時停止した後、各メンバーはそれぞれのソロ活動を開始します。小林は特にソロとしての存在感を示し、2011年には再びcuneの活動を推進するためのライブイベントを開催。彼の呼びかけに応じて、多くのメンバーが集まり、再演ライブが成功を収めます。

2012年には、東京でのワンマンライブや新曲のストリーミング配信が行われ、音楽活動を活発化させました。ただし、同年7月には小林が音楽性の違いを理由に脱退を発表。しかし、生熊はこの時の脱退が音楽性よりも人間性の違いに起因しているとし、解散の意志は示しませんでした。

現メンバーとその活動

現メンバーは、リーダーの生熊耕治（ヴォーカル＆ギター）、中村泰造（ベース＆コーラス）、大北公登（ドラム＆コーラス）の3人です。
これらのメンバーはそれぞれのプロジェクトやサポート活動を続けつつ、cuneとしての活動再開に力を注いでいます。生熊はソロアルバムを発表し、JOVOプロジェクトでも活動中です。中村はサポートベーシストとして、多くのアーティストと共演しながら、音楽界で確固たる地位を築き上げました。一方、大北は公式ブログを運営するなど、裏方としても存在感を示しています。

代表作品

cuneの音楽は、人々の心に響くメロディとストーリー性のある歌詞で知られています。特に、デビュー作である『星をみてれば』やhitomiのカバーが大ヒットとなった『SAMURAI DRIVE』、ドラマ主題歌の『クローバー』などは、今なお多くのファンに親しまれています。

今後もcuneの音楽が多くの人々に感動を与え続けていくことでしょう。

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