DIR EN GREY|DIR_EN_GREYのメジャー4枚目の
シングル「Cage」は、過激な
歌詞と実験的なサウンドで、バンドの
音楽性を新たな領域へと押し広げた作品です。
「Cage」は、京によるSMをモチーフにした過激な
歌詞が特徴的です。
ミュージックステーションに出演した際、過激な
歌詞ではあるものの、前回ほどの過激なパフォーマンスではなかったため、苦情は寄せられなかったというエピソードも残っています。
楽曲は、
オルゴールの
音色から一転して激しい
バンドサウンドに雪崩れ込んでいく展開で、聴く者を圧倒します。激しいサウンドの中に
ストリングスを取り入れ、ベースソロもフィーチャーするなど、
楽曲構成にも工夫が凝らされています。
レコーディングにおいては、これまでメンバーが抱いていた完成された
楽曲イメージに
YOSHIKIが近づいていくというスタイルから一転し、本作ではアレンジのアイデアなど根本的な部分から
YOSHIKIと共に作り上げていく方針がとられました。この共同作業によって、
楽曲に新たな深みが加わったと言えるでしょう。
2024年には、
シングル「The Devil In Me」にリアレンジバージョンが収録され、現代的な解釈が加えられた「Cage」を楽しむことができます。
収録曲
1.
Cage
作詞: 京 / 作曲: 薫 / 編曲:
YOSHIKI &
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
オルゴールの
音色から激しい
バンドサウンドへと展開する、SMをモチーフにした過激な
歌詞が特徴の
楽曲。
ストリングスやベースソロも取り入れられています。
2.
S (Z-Z Mix)
『MISSA』収録曲「S」の
リミックス。元Nine Inch Nails、元Marilyn Mansonのクリス・バンナが
リミックスを担当。
その他
本作と次作「予感」、そして1stアルバム『GAUZE』のイーストウエストジャパンからの生産分は、CDの記録層が真っ赤なデザインとなっている点も特徴です。
「Cage」は、
DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの
音楽性の幅広さと実験精神を象徴する作品であり、彼らのキャリアの中でも重要な位置を占める
シングルと言えるでしょう。