Cello

GOING UNDER GROUNDのミニアルバム『Cello』は、彼らがDNA CAPSULESレーベルから1998年12月12日にリリースしたインディーズ作品です。

概要

このアルバムは、彼らにとって最初のミニアルバムであり、その制作のきっかけは、キーボード担当の伊藤洋一が自主制作したデモテープ「涙がこぼれそう」「ピアノを弾けば」「APOLLO」をレコード会社に送付したことでした。その結果、当時ポニーキャニオン内に設立された新人開発部門DNAと1998年7月にインディーズ契約を結び、同レーベルの最初の作品として本作が制作・リリースされることになりました。

『Cello』の発売から20年後の2018年には、シングル「スウィートテンプテーション」の付属DVDに、アルバム発売当日に渋谷で開催されたニッポン放送主催のイベントライブ「FREEDOM FOOL FLY」でのライブ映像が収録されました。この映像には、『Cello』収録曲から4曲と「APOLLO」の計5曲が収録されています。

収録曲

1. 涙がこぼれそう
2. 夜行列車
3. ROMANCE
4. チェロ

楽曲解説

涙がこぼれそう

この曲は、GOING UNDER GROUNDの初期を代表する楽曲の一つです。
夜行列車
ROMANCE

この曲は、インディーズ時代にリリースされた2枚のシングル「桜が咲いたら」「ロマンチック街道」（いずれもアルバム『GOING UNDER GROUND』に収録）のミュージックビデオを手掛けた映像作家、熊澤尚人による自主制作映画『Rainbow』（1999年7月10日公開）の挿入歌として使用されました。また、2017年のシングル「超新星/よそもの」には、この曲を含むアコースティックメドレーが収録されています。
チェロ

この曲の歌い出しの歌詞「目を閉じて君を想う時は」は、2008年のツアータイトルに採用されました。また、曲中には中澤寛規がメインボーカルを担当している箇所があります。この楽曲はベストアルバム『COMPLETE SINGLE COLLECTION 1998-2008』にも収録されています。

『Cello』は、GOING UNDER GROUNDの初期の音楽性を知る上で貴重な作品であり、彼らの音楽的なルーツを辿ることができる一枚と言えるでしょう。

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