NCT 127の日本デビューを飾ったミニアルバム『Chain』:ソウルから東京への繋がり
2018年5月23日、avex traxから発売されたNCT 127の日本デビューミニアルバム『Chain』は、韓国と日本の繋がりをテーマにした作品として大きな注目を集めました。アルバムタイトルである『Chain』には、“韓国(ソウル)から日本(東京)への繋がり、そして連鎖”というメッセージが込められています。
このアルバムには、力強いサウンドと洗練されたパフォーマンスで話題を呼んだタイトル曲『Chain』を含む全5曲が収録されています。『Chain』は、テレビ朝日『
フリースタイルティーチャー』のエンディングテーマとして使用され、さらに多くの視聴者にその魅力を届けることとなりました。
アルバムを彩る楽曲たち
アルバムには、多彩な楽曲が収録されています。
『Chain』:繰り返される「Chain」のリフレインと激しいパーカッション、そしてラップが印象的な楽曲です。韓国と日本の架け橋となるような、力強いメッセージが込められています。
『Limitless』:日本デビュー発表イベントで先行公開された楽曲の日本語バージョンです。
『Dreaming』:
いしわたり淳治氏による作詞、そして海外の作曲家による作曲という、国際的なコラボレーションが光る一曲です。
『Come Back』:日本デビューを彩る、爽快感あふれる楽曲です。
* 『100』:パワフルなサウンドとメッセージ性の強い歌詞が特徴です。
ミュージックビデオとプロモーション活動
『Chain』のミュージックビデオは、韓国の伝統的な韓屋と日本の桜という、両国の象徴的な風景を融合させて撮影されました。メンバーの体には「FROM.SEOUL」と「TO.TOKYO」というボディーペイントが施され、アルバムのテーマが視覚的に表現されています。
2017年11月4日には、東京・六本木で開催された日本単独イベント「NCT 127 The Introduction “connect”」で、来春の日本デビューが発表され、『Limitless』の日本語版ミュージックビデオが公開されました。その後、
2018年5月8日には『Chain』のミュージックビデオが公開され、大きな話題となりました。
日本デビューを記念して、
2018年4月には東京、名古屋、大阪、福岡の4都市でショーケースツアー「NCT 127 JAPAN Showcase Tour “chain”」を開催。さらに、アルバム発売日である
5月23日には、お台場パレットプラザでリリースイベントを開催し、多くのファンと交流しました。
大きな成功を収めたチャート成績
『Chain』は、発売後すぐに大きな成功を収めました。初週累計51,058枚を売り上げ、ビルボードジャパン週間アルバム・セールス・チャートで1位を獲得。オリコンデイリーアルバムランキングで1位、オリコン週間アルバムランキングで2位と、主要な音楽チャートで高い順位を記録しました。さらに、iTunesのアルバムチャートでは日本をはじめ、米国、カナダ、イギリス、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムなど9カ国で1位を獲得するなど、グローバルな人気も証明しました。
『Chain』は、NCT 127の日本における本格的な活動の始まりを告げる作品となりました。このアルバムを通じて、彼らは多くの日本のファンを獲得し、その後の成功へと繋がる礎を築きました。このアルバムは、単なる音楽作品としてだけでなく、日韓の文化交流の象徴としての意義も持っていると言えるでしょう。