Cherry Bomb

NCT 127のミニアルバム『Cherry Bomb』：爆発的な人気を博した力作

2017年6月14日、DreamusよりリリースされたNCT 127の3枚目のミニアルバム『Cherry Bomb』は、韓国の音楽シーンに大きな衝撃を与えた作品として記憶されています。ヒップホッププロデューサーDem JointzやSMエンタテインメント所属の作曲家DEEZといった実力者たちが制作に参加し、洗練されたサウンドとパフォーマンスで高い評価を獲得しました。

タイトル曲「Cherry Bomb」：中毒性と芸術性の融合

アルバムのタイトルにもなっている「Cherry Bomb」は、その強烈なタイトルにふさわしいインパクトを持つ楽曲です。トニー・テスタによる振り付けは、催眠術をかけるようなジェスチャーやメンバーを高く持ち上げるダイナミックなリフト、鷲の羽ばたきを思わせる優雅な動き、そして足をゆっくりと開いていく独特のステップなど、多様な要素を巧みに組み合わせた見事な作品です。童謡「If You Are Happy and You Know It Clap Your Hands」の一節をサンプリングするなど、意外性も持ち合わせています。

ミュージックビデオは公開後瞬く間に話題となり、中毒性のあるメロディーとパワフルなパフォーマンスは多くの視聴者を魅了しました。Mnet『M COUNTDOWN』で1位を獲得する快挙を達成し、NCT 127のデビュー後初の1位獲得となりました。この成功は、彼らの実力と人気の高さを証明するものでした。

ビルボードチャートやiTunesでの高い評価

『Cherry Bomb』は韓国のみならず、世界的な成功も収めました。韓国のガオンチャートで週間2位を獲得したほか、米ビルボードワールドアルバムチャートで2位、ワールドデジタルソングセールスチャートで3位にランクイン。iTunes総合アルバムチャートでは世界11の国と地域で1位を記録するなど、グローバルな人気を確立しました。さらに、タイトル曲「Cherry Bomb」は米ビルボードの「The Best K-pop Songs of 2017」にも選出され、米音楽雑誌『ローリング・ストーン』誌の「K-POP史上最も偉大な100曲」では59位に選定されるなど、その音楽性は高い評価を得ています。

多様な魅力を凝縮した収録曲

『Cherry Bomb』にはタイトル曲以外にも、様々な魅力を持つ楽曲が収録されています。「Running 2 U」はR&Bとラップの融合が印象的なアーバンダンスナンバー。「0 Mile」は音楽を通じて距離を超えることができるというメッセージが込められた楽曲です。「Sun & Moon」や「Whiplash」、「Summer 127」など、それぞれの楽曲が異なる魅力を放ち、アルバム全体の完成度を高めています。これらの楽曲は、NCT 127の幅広い音楽性を示すものであり、リスナーに多様な音楽体験を提供しています。

まとめ：NCT 127の代表作としての地位

『Cherry Bomb』は、NCT 127の音楽性とパフォーマンス能力を余すことなく示した、彼らの代表作と言えるでしょう。中毒性のあるタイトル曲、高い音楽性、そしてグローバルな成功は、K-POPシーンにおける彼らの地位を確固たるものにしました。このアルバムは、NCT 127の歴史において重要な1ページであり、彼らの音楽的進化を象徴する作品として、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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