CityNews

CityNewsについて

『CityNews』は、カナダのロジャーズ・スポーツ&メディアが運営するCitytvネットワークのニュース・情報番組です。1975年9月28日に、CHUMリミテッドが所有するCitytvのトロントとバンクーバーの放送局で、『CityPulse』としてスタートしました。

歴史

CityPulseの誕生と進化

1975年9月28日にトロントでパイロット版が放送され、1977年9月12日に最初の定期放送が開始されました。当初は従来のアンカーデスクを設けず、リポーターが積極的にニュース記事に関わるスタイルを確立。1980年代半ばには、このニュース放送スタイルが北米で模倣される「フォーマット」として宣伝され、世界中のテレビ局にもライセンス供与されました。

CityNewsへの移行と全国展開

2004年にエドモントン、ウィニペグ、カルガリーのA-Channel加盟局を買収したことを機に、2005年8月2日に『CityNews』としてリニューアル。2012年にはモントリオールにも拡大しました。2017〜2018年には全国的なリニューアルも行われました。

ラジオ局のブランド変更

2021年6月4日、ロジャーズはカナダ全土のニュースラジオ局（680 NEWS、NEWS 1130、660 NEWS、NEWS 95.7、570 NEWS）を同年秋にCityNewsのブランドに変更すると発表。これにより、ラジオでもCityNewsのコンテンツが楽しめるようになりました。

CityNews Toronto

ニュースルームの変遷

1987年5月4日、ニュースルームをクイーン・ストリート・イーストからクイーン・ストリート・ウエストに移転。アンカーは中央の机から離れ、ニュースルーム内を移動しながらニュースを伝えるスタイルへと変化しました。1990年代初頭には、湾岸戦争の報道を機に24時間報道を開始し、短いニュース速報や詳細なアップデートを提供するようになりました。

CP24との関係

2008年以前は、CityNewsとローカルケーブルニュースチャンネルのCP24は、同じニュースルームとスタジオを共有していました。CP24はCitytvのニュース番組を同時放送したり、再放送したりしていましたが、2007年以降は人員の再編などが行われ、2009年にはCP24が独自の朝の番組を開始しました。

天気予報への取り組み

CityNewsは、グレータートロントエリア全体で独自の気象監視局を運営しており、20の気象観測所に加えて、モバイルユニット「CityNews Weather LiveEye」を導入しています。また、ウェブサイトにアクセスしなくても天気予報を確認できるデスクトッププログラム「CityNews Weather Online」も提供していました。

Webcastの配信

2007年2月14日には、トロントを拠点とするダウンロード可能なニュースポッドキャスト「CityNews Webcast」を開始。平日に3つのWebキャストを配信していました。

テーマ曲

CityPulseのニュース放送では、当初テンプテーションズの「Masterpiece」のインストルメンタルバージョンを使用していましたが、1979年に「ロッキーのテーマ」のアレンジに変更されました。CityPulse Tonightのテーマは1985年から1994年まで「Pentatus」が使用され、現在はカスタム作曲の曲が使用されています。

CityNews Channelの設立と終了

2011年5月30日、ロジャーズ・メディアは、トロントに拠点を置く24時間ニュースネットワーク「CityNews Channel」の立ち上げを発表。同チャンネルは2011年10月3日に開始されましたが、2013年5月30日に突然運用を終了しました。

その他の市場での展開

CityPulseは2002年にバンクーバーで立ち上げられ、2005年にはCitytvが5局に拡大したことに伴い、全ての局のニュース放送がCityNewsに改名されました。2017年6月5日には、カルガリー、エドモントン、バンクーバー、ウィニペグ、モントリオールで地元の夕方と深夜のニュース放送を再開することが発表されました。

CityNews Radio

2020年12月3日、オタワのCIWWが「CityNews」としてブランド名を変更。2021年6月には、他の5つのニュースラジオ局もCityNewsブランドに変更されました。

過去の番組

過去には、『CityNews International』、『ユア・シティー』、『CityNews at Noon』、『CityOnline』、『ランチ・テレビジョン』などの番組が放送されていました。

アンカーとリポーター

多くのアンカーとリポーターがCityNewsで活躍し、現在は他の放送局やメディアで活躍している人もいます。

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