北海道大学CoSTEP(コーステップ)について
北海道大学CoSTEP(Communication in Science and Technology Education and Research Program)は、科学技術
コミュニケーションの
教育、実践、研究を有機的に連携させながら推進する組織として
2005年に設立されました。
CoSTEPで学べること
CoSTEPでは、受講生が一年間のプログラムを通して、科学技術コミュニケーターとして活躍するために必要な知識やスキルを総合的に学ぶことができます。コースは、本科、選科A/B、研修科に分かれており、それぞれの目的に応じた学習が可能です。
- - 本科: 科学技術コミュニケーション活動を企画・実施するための知識とスキルを習得します。講義、演習、実習が必修科目です。
- - 選科A/B: 科学技術コミュニケーターとしての基礎的な知識とスキルを習得します。e-learningでの講義と集中演習が特徴です。
-
選科A: サイエンスカフェやワークショップなどの企画・運営スキルを習得します。
-
選科B: サイエンスライティングの基礎を学び、テーマ選定、読者想定、媒体に合わせた記事作成スキルを習得します。
- - 研修科: CoSTEP修了生を対象に、実践や研究を主体的に企画・実行する能力を育成します。教員のサポートを受けながら活動計画に基づいた実践や研究を行い、成果を報告書や論文にまとめます。
科学技術コミュニケーション専門誌「Japanese Journal of Science Communication」
CoSTEPでは、日本初の科学技術
コミュニケーションに特化した専門誌「Japanese Journal of Science Communication」を年2回(3月、9月)発行しています。このジャーナルには、科学技術
コミュニケーションに関する論文、報告、紹介記事などが掲載されています。
受賞歴
CoSTEPは、科学技術の普及啓発や人材育成において、数々の賞を受賞しています。
- 業績名:アウトリーチ活動とそれを担う人材の育成を統合した理解増進
- 作品名:触媒としてのサイエンス・カフェ札幌 〜
北海道大学 高等
教育推進機構 科学技術
コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)の10年間の取り組み〜
- 作品名:チ・カ・ホ農学校~細胞工作研究所でつくってまなぼう!~
- - 平成29年度朝日新聞社主催 朝日VRアワード 自然部門賞
- 作品名:子ども向けサイエンスワークショップ「没入!バーチャル支笏湖ワールド」のVRコンテンツ「支笏湖に暮らす生き物たちを発見!」
- 受賞理由:朝日VRアワードに出場し、自然部門賞を受賞したことに対して
参考文献
- - 「はじめよう!科学技術コミュニケーション」ナカニシヤ出版、2007年12月。ISBN 978-4779502231
- - 杉山滋郎「CoSTEP 私史」『記念誌 CoSTEP 10周年のつどい』、北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)、105-137頁、2014年7月。
関連情報
外部リンク