Cobaltore女川

Cobaltore女川（コバルトーレ女川）

Cobaltore女川は、宮城県牡鹿郡女川町を本拠地とするサッカークラブで、Jリーグへの加盟を目指して活動しています。チーム名の「Cobaltore」は、「女川の青い海」を意味するコバルトブルーと、スペイン語で森を表す「フォーレ」を組み合わせた造語です。

概要

このクラブは2006年に「女川スポーツコミュニティー構想」から誕生しました。設立当初は女川町総合運動公園陸上競技場をホームスタジアムとしていましたが、東日本大震災により、陸上競技場は災害公営住宅として利用されることになりました。そこで2014年以降は同運動公園内の第二多目的運動場を使用しています。しかし、人工芝のために、2018年の日本フットボールリーグ（JFL）シーズンは石巻フットボール場や宮城県サッカー場などをメインスタジアムとして使用しました。2022年からは、WACK女川スタジアムを新たなホームスタジアムとして利用しています。

歴史

クラブは2006年に設立され、初代監督には元日本代表主将の藤島信雄が就任しました。2007年には宮城県社会人サッカーリーグに参加し、2008年には東北社会人サッカーリーグ2部南に昇格。翌年には2部南で初優勝を果たし、2010年からは東北1部へ昇格しましたが、最下位となり降格してしまいました。

2011年の東日本大震災では女川町が甚大な被害を受け、クラブハウスも損壊しました。この影響でチームは活動を1年間休止せざるを得ず、地域貢献活動に力を入れました。2012年にはリーグに復帰し、次第に成績を回復。2016年には東北リーグ1部で初めて優勝を果たし、全国地域サッカーチャンピオンズリーグにも初出場しました。

2017年には再び東北リーグ1部で優勝し、その後の全国大会でもワイルドカードで決勝リーグに進出、全勝で優勝を果たしました。これにより、2018年度からのJFL入会が承認されましたが、初年度は成績不振で最下位に終わり、2019年度からは東北リーグへ戻ることになりました。

2021年には新型コロナウイルスの影響でリーグが途中で打ち切られたものの、チームは暫定首位にあったため全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021への出場権を得ました。2022年にはJリーグの百年構想クラブとして認定されましたが、2023年にはその認定を脱退しました。

ホームスタジアム

Cobaltore女川のホームスタジアムは、2022年からWACK女川スタジアムを使用しています。このスタジアムでの試合を通じて、地域の人々と共にクラブを盛り上げていくことを目指しています。

成績・歴代監督

Cobaltore女川はリーグ戦で3回の東北社会人サッカーリーグ1部優勝を飾り、カップ戦でも全国地域サッカーチャンピオンズリーグでの優勝を達成しています。歴代の監督には藤島信雄、中島礼司、阿部裕二などが名を連ねています。

アカデミー

クラブは2007年にジュニアユースを、2008年にはユースをそれぞれ設立しており、現在も若手育成に力を入れています。選手たちの成長を支えながら、地域の未来を担う人材育成を行っています。

Cobaltore女川は、地域の人々と共にサッカーを通じて夢を追い続けるクラブとして、これからのさらなる発展を目指してまいります。

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