CocoaPods

CocoaPodsは、Objective-Cランタイム上で動作する、Objective-C、Swift、およびその他のプログラミング言語向けのアプリケーションレベルの依存関係管理システムです。RubyMotionと同様に、外部ライブラリの管理における標準的な手法を提供します。

開発はEloy DuránとFabio Pelosinによって開始され、多くのコントリビューターの協力を得ながらプロジェクトが維持されています。2011年8月に開発が始まり、同年9月1日に最初の一般向けリリースが行われました。CocoaPodsは、RubyプロジェクトにおけるRubyGemsとBundlerの組み合わせから強い影響を受けています。

CocoaPodsは、サードパーティのコードをソースベースで配布し、Xcodeプロジェクトへ自動的に統合することに重点を置いています。これにより、開発者は手動でソースファイルをコピーする代わりに、プロジェクトの依存関係を宣言するだけで、必要なライブラリなどを簡単にインストールできます。

CocoaPodsはコマンドラインから実行でき、JetBrainsの統合開発環境であるAppCodeにも統合されています。ライブラリのインストールは、多数のソースから行われます。その際、多くのオープンソースライブラリのメタデータを含む「master」specリポジトリがGitリポジトリとして管理され、GitHubでホストされています。

また、CocoaPodsの依存関係解決システムは、Molinilloを利用しています。Molinilloは、Bundler、RubyGems、Berkshelfなど、他の大規模プロジェクトでも採用されている技術です。

例：ライブラリのインストール

以下に、AFNetworkingとCocoaLumberjackという2つのライブラリをインストールする例を示します。


pod install AFNetworking
pod install CocoaLumberjack


このコマンドを実行することで、これらのライブラリがプロジェクトに自動的に組み込まれ、すぐに利用できるようになります。

関連情報

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外部リンク

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