Commons&sense

commons&sense（コモンズアンドセンス）

「commons&sense」は、CUBE INC.が発行し、河出書房新社から販売される日本のファッション雑誌です。この雑誌は、世界中の15カ国28都市で流通しており、国際的な人気を誇っています。

雑誌の概要

「commons&sense」は、編集長兼発行人の佐々木香によって1997年に創刊されました。最初の頃はユニセックスマガジンとして展開されていましたが、2006年にメンズスタイルが「commons&sense man」として独立しました。この雑誌は、ファッションや常識に関する根本的な疑問から生まれたもので、「日本のファッションマガジンはカタログ風である必要はない」という佐々木の信念に基づいています。この思考のもと、国内外のファッション愛好者やクリエイターに支持される独自のスタイルを確立しました。

編集方針

「commons&sense」は、毎号異なるテーマに即した高品質なビジュアルを提供します。その形式は、ノンブル（ページ番号）がなく、キャプションはアイテム名やブランド名のみに留まるため、見た目は「写真集」に非常に近いものがあります。また、東京を含む世界各地のフォトグラファーやスタイリスト、アーティストたちが参加し、それぞれのユニークな視点を生かした提案を行っています。これにより、他のファッション雑誌にはない独自のメッセージが伝えられています。

判型の変遷

「commons&sense」の判型は、いくつかの段階を経て進化してきました。特に「man」版は創刊時からB4判を維持しています。以下は各号の判型の変遷です：

• - ISSUE 01～14: ポストカードサイズ
• - ISSUE 15～19: A5サイズ
• - ISSUE 20以降: A4変形版

参加アーティストの紹介

この雑誌には、数多くの著名なアーティストが関わっています。彼らの創造的な影響が、雑誌のビジュアルやコンセプトに色濃く反映されています。たとえば、荒木経惟や篠山紀信、さらにはガイ・ブールダンやステファン・クラインなど、多彩な才能がここに名を連ねています。さらに、時にはマドンナやテリー・リチャードソンといった国際的なアイコンも参加することがあります。

特集と号数

「commons&sense」は、その時々のテーマに特化した特集が特徴です。これまでに、数多くの特集が行われており、一部の例を以下に示します：

• - ISSUE 01: 最初の号
• - ISSUE 10: 特別版 Ed.TSUWAKI
• - ISSUE 20: BEAUTIFUL WORLD
• - ISSUE 30: TRADITION & LEGEND
• - ISSUE 60: お客様とのつながりを大切にする号

このように、各号は多様なテーマを持ち、ファッション業界における新たな試みやメッセージを発信しています。ファッションの多様性やグローバルな視点をもてあそびながら、読者に新たな気づきを提供する「commons&sense」は、今なお多くの人々にとって欠かせない存在です。

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