D album

『D album』 - KinKi Kidsの4枚目のオリジナル・アルバム

『D album』は、日本の人気デュオ、KinKi Kidsが2000年12月13日にリリースしたオリジナルアルバムです。このアルバムは、彼らにとって4枚目の作品であり、前作『C album』から約1年4ヶ月の間が空いた後のリリースとなりました。また、同年にはベスト・アルバム『KinKi Single Selection』も発表されており、KinKi Kidsの音楽の幅広さと深さが再確認される機会となりました。

セルフプロデュースのスタート

本作の特筆すべき点は、KinKi Kids自身がプロデュースに関与したことであり、これ以降、彼らは一貫してセルフプロデュースの方向に進んでいきます。特にこのアルバムでは、堂本光一がアレンジやミクスチャーに積極的に関与し、一方で堂本剛はその流れに知らず知らずのうちに乗る形になったというエピソードがあります。しかし、次作以降は剛もプロデュースに関与し始め、二人の成長を感じさせる作品となっています。

アルバムの構成

『D album』には、二人のソロ曲も含まれており、特にファンにとっては楽しみの一つです。初回限定版は、特別なスライディング・クリアトレイ仕様で、32ページのフォトブックが付属しています。通常版は20ページのフォトブック付きで、ジャケットも異なるデザインとなっていますが、収録曲は同じです。

収録曲のハイライト

アルバムの収録曲には、多くの魅力的なトラックが含まれています。たとえば、「Burning Love」はオオヤギヒロオによって作詞・作曲され、アップテンポなサウンドでアルバムの開幕を飾ります。また、剛が特に気に入っている「Back Fire」は、毎回のコンサートでのセトリ候補に入れたい楽曲だと語っていますが、なかなか実現しないようです。

「Misty」は堂島孝平からの提供曲で、メンバーはこの曲を「衝撃的」と表現しています。また、アルバムのタイトルを反映した「十二月」は、冬の情景を描いており、剛による完全オリジナルの1曲です。オリジナルなアプローチが息づくこのアルバムでは、作詞作曲者としても堂島孝平が大きく関与しています。特に「こたえはきっと心の中に」と「欲望のレイン」は、堂島が手掛けた楽曲としてファンに親しまれています。

プロモーションと映像作品

このアルバムに収録されている楽曲は、コンサートや様々な映像作品でも披露されており、特に「Misty」や「永遠の日々･･･」は多くのライブで演奏されています。これにより、アルバムの楽曲が多くのファンとともに成長していく様子が感じられます。

『D album』は、KinKi Kidsの音楽の進化を具現化した作品であり、ファンにとっても特別な意味を持っています。彼らの音楽を真髄から体感したい方には、ぜひ手に取っていただきたい一枚です。

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